心臓異色

著者 :
  • 光文社
3.28
  • (4)
  • (25)
  • (37)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 162
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929879

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シニカルでSFチックな短編集。
    星新一さんを彷彿とさせるものが多く、他の方の感想にも同じようにあって、おお!と思いました。
    わたしはとても好きな話ばかりです。特にはじめの話と最後の話に関連があって、オタクの好きなやつ!!と興奮しました。

  • 院内カフェ的な短編を期待していたが、ちょっと違ったかなあ。

  • 表題作のみならず、ちょっと異色なお話。…あ、星新一っぽい。うんうん。

  • 誰にも影響を与えず生活するということなんてできない。
    どうせなら、いい影響を与えたいもんだ。
    『心臓異色』『踊るスタジアム』『ボクはニセモノ』はどれも古いものを使うという話だった。『ボクはニセモノ』はそんな時代がくるかもね〜。できるようになっても、その技術を使えばいいというものでもないと思うけど。それでも、強い思いがあるから発展するのかもしれない。

  • 7編の短編集。「家を盗んだ男」空き巣を生業としている男に愛する人ができて足を洗おうとする話。盗む側の心理、空き巣に入られた家族のその後など、立場を変えて描かれているので、興味深かった。

  • 星新一の世界のようなSF短編集。
    表題作「心臓異色」以外は面白くなかった。
    星新一の偉大さを改めて認識。
    (図書館)

  • 軽めのSF短編集。
    星新一風という方もいましたが、世にも奇妙な物語風という感じでしょうか。

    昔のロボットを処分しようとして、その相方を見つけてきてしまい、2体を眺めて暮らす夫婦の話、それが進化、人工心臓を移植したために、性格や行動がすっかり変わってしまった男の話、表題作心臓異色、が面白かった。

    文章は、いつもの著者もので、読みやすいのですが、こんな話も書くんだと、新鮮な驚きでした。

    さらっと読んでしまったので、あまり記憶に残らないかもと、少し心配しています(苦笑)

  • 『心臓異色』は、ネットで紹介されていた本で〜星新一さんのことを思い出した〜と紹介されていたので…。読んで納得

  • 短編。

    大泥棒の通称「会社員」は、愛する人と出会って空き巣から足を洗おうとするものの、過去は拭えない苦悩。
    車販売の営業の男が見た過去と未来の出来事。
    高機能の機械に支配される日常で、ふと昔のロボットとの出会いときっかけ。
    人工臓器を移植して人格が変わってしまった男の真相。

    貧しい国で開催されることになった競技で成功した国民たちの力。
    昔の人を未来に再現してしまった男の恋心と彼も知らない本当の正体。
    進化しすぎた未来を救うのは過去の人間だとタイムマシンを使って救世主を探す一悶着。

    SFか。
    だけども超絶退屈だったのは、なぜだろう。
    あまりに過去と未来を主張しすぎだからかな。
    そう考えると星新一ってすげえってなった。

    人口異色の警察犬の心臓だったっていうのは、ちょっとよかった)^o^(

  • 短編7つ入り。
    中後半の未来や架空の場所のお話がとてもよかった。
    ふふっと笑えてほんわかして。

    はじめの2編は何処かで読んだことあるような軽い世にも奇妙な物語的な話だったけど、ラストの短編につながるなんて予想外。たのしい。

    星3つ半くらいの評価です( ˆωˆ )

全29件中 1 - 10件を表示

中島たい子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×