泥棒国家の完成 (ペーパーバックス)

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334933326

感想・レビュー・書評

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  • タイトル「泥棒国家の完成」

    泥棒国家ってのはちなみに世界でもっとも成功している社会主義の国「日本」でございます。

    メディアの隠ぺいを後ろ盾にして、政治家と官僚とヤクザの癒着によっていかに国民の年金が無駄遣いされ、庶民が搾取されているかを述べたもの。

    日本の国民性からか、こういった問題にも黙ったまま税金を払い続けてしまう。

    日本は経済大国であるが、国民個人の生活レベル(文化レベル、娯楽レベル)は先進国などに比べてまったく豊かであるとは思わない(特に庶民層)。海外に出たこともなくて視野の狭い人間がよく日本は安全で豊かだと言うけど、安全なのは認めるとしても豊かではない。

    一生の夢マイホームとかまじでかわいそうてか哀れすぎる。しかも狭いし、30年しか価値ないし。

    これは本当に危機をもって良いと思うし、優秀な人材の海外流出を止めないと日本は大変なことになる。


    この本にはいろいろな暴露話があって面白いです。グローバル性のなさによる閉鎖感や、変革を嫌う保守的な文化によって改革が進まない。一回つぶれてしまえばいいと思うよーわからんなら。日本の政治には本当にうんざりさせられる。まぁ俺は選挙権ないからいいんだけど。でも、日本人は生まれながらにして世界から信用を得てそこそこの暮らしができるので、能力がない人間が生きていくには最適な国だと思う。


    まぁ一回読んでみると面白い。パラパラ読めるし。

  • 「政・官・業」+「ヤクザ」の鉄の四角形による収奪の実態。強固な階層社会の最底辺からの開放はもはやとっくに手遅れの様相。

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著者プロフィール

1961年カナダ生まれ。ジャーナリスト。上智大学比較文学科を経て、カナダのブリティシュ・コロンビア大学卒業。米経済紙『フォーブス』の元アジア太平洋支局長。著書に、『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』(光文社)、『メルトダウンする世界経済』『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』シリーズ(イースト・プレス)、『分断される世界経済』『戦時体制に突入した世界経済』(清談社Publico)、『一神教の終わり』(秀和システム)、『破滅する世界経済と日本の危機』(かや書房)など多数。

「2023年 『ディストピア化する世界経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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