死ぬ気まんまん

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 425
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334976484

作品紹介・あらすじ

「あたし、まだいーっぱい言いたいことがあるのよ」元気に逝った佐野洋子が残した鮮烈なメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり佐野洋子さんはカッコいい!
    知り合いとか親戚に居たら絶対厄介なおばちゃんやと思ってしまうけど、文章読む分にはめちゃくちゃ面白い!

    佐野さんと全く同じで死ぬのは怖くないけど痛いのとかは勘弁!って思う。

    最後のホスピスのお話はスピリチュアルとは真逆に位置してる佐野さんにもこういう何かが見える事があるんやなぁ〜と人間の神秘を感じた。

    心の病気でホスピスに入るまでの自分の体調の記述に「どどめ色」って言葉が連発、その度に大笑いした!

    ホスピスでの日常、佐野さんの死生観、ちょっと不思議な話や悲しいこともクスッと笑わせてくれる文章で、あ〜死ぬ事ってそんなに壮大で絶望的に捉えなくてもええんかも知れん!って思わせてくれた♪

  • ”要するに、自分なんて大した物じゃないんですよね。同様に、誰が死んでも困らないわけ。例えば、いまオバマが死んでも、必ず代わりが出てくるから、誰が死んでも困らないわけですよ。
    だから、死ぬということを大げさに考える必要はない。自分が死んで自分の世界は死んだとしても、宇宙が消滅するわけでも何でもないんですよね。そうガタガタ騒ぐなという感じはする。”(P119 医師・平井達夫さんとの対談から佐野洋子さんの発言を引用)

    死ぬのは怖くなくて、痛いのが怖いという佐野さん。
    とにかく力強いエッセイだった。

    もうすぐ死ぬから恐れがなくなったのかはわからないけど、日教組に対して唐突にケンカを売るところは最高に笑えた。これぞ佐野洋子!という感じ。

  • 潔い人なんだな
    私も死後の世界はないと思う。
    だから死ぬことは、そんなに嫌ではないが痛い、苦しいのは嫌だ。
    そこは佐野さんに共感です。

  • 2021年7月22日
    壮絶な痛み、食べられなくなる、歩くのもしんどい。病気ってこうなるのか。
    いつ死んでもいいと思っているのに死は訪れない。
    覚悟はできているのに。

    わからない話題がたくさんあり、ついていけない。
    理解しようと思えなかった…

  • エッセーと対談.「死ぬ気まんまん」の天衣無縫な率直な溢れ出る本音が面白かった.

  • 2019年5月20日読了。図書館で借りた。

    時々主語は誰? と考えたりよくわからない所がある。
    歯切れの良い発言のところは読んでいても気持ちが良い。

  • ホスピスが魅力的で。心身ともに弱ってるからそう思うのか。
    ケチの知り合いの下りは、私もそうならないようにしなければと自戒。

  • ☆p.96 平井医師:人間は50から55歳くらいまでは遺伝子が生存・生殖モードで元気に仕事ができる。それを過ぎると、肉体的、精神的な欲望も衰える。
    ☆代表作:100万回生きたねこ、おじさんのかさ、わたしのぼうし、エッセイ「神も仏もありませぬ」で小林秀雄賞。
    ☆関川夏央が最後に書いている『「旅先」の人』というタイトルの解説がなかなかいい。

  • 読者を意識してないような、言いたいことをどんどん書いていったようなエッセイです。
    ある程度年をとらないとわからない話が多いけれど、わかりすぎても辛そうです。

  • 914
    3/9の選書ツアーにて購入

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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家。ベストセラー『100万回生きたねこ』のほか『おじさんのかさ』、『ねえ とうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)など多数の絵本をのこした。
主なエッセイ集に、『私はそうは思わない』、『ふつうがえらい』、『シズコさん』、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)、『死ぬ気まんまん』などがある。
2010年11月逝去。

「2021年 『佐野洋子とっておき作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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