発達障害の人が活躍するためのヒント

  • 弘文堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335651656

作品紹介・あらすじ

障害を職場の「壁」にしない。大人の発達障害を生かして働くためのスキルと心得。発達障害当事者は、安心して社会に出るために、支援者は、円滑な当事者サポートのために、人事担当者は、多様な人材を活用するために、産業医は、休職・復職のアドバイスのために、知っておいてほしいこと。

感想・レビュー・書評

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  • 以下引用&まとめ
    ・アーレン眼鏡(光感受性、単語読み飛ばし、数字見間違い対策)
    ・脳内で不安を抑制/生成する機能が、定型発達の人に比べ、減弱・増強している可能性が考えられます
    ・どうしたら不安を小さくできるでしょうか?一つの方法は、仕事に「集中すること」
    ・もう一つの方法は、仕事に「やりがいを見つけること」
    ・私が人付き合いで心がけているのは「自分も他人も信頼はするが、信用はしない」「相手に期待しすぎない」「AがダメならBのプランに適宜変更する勇気を持つ」
    「ある程度予算を確保する」
    ・大事なことは、採用選考の段階から、自分の特性をできるだけ理解し言葉として説明できるかということ
    ・定型発達の人たちの日常の会話は発達障害のある人が想像する以上に複雑な判断や処理に基づき行われています。しかも、雑談でさえも会話をしながら相手の反応により内容を修正していくことを自然に行っている
    ・発達障害のある皆さんは、過度なストレスを感じるほど仕事以外のコミュニケーションに気を遣う必要はないのではないかと思います。
    ・相談者の中には「コミュニケーション力を向上させたい」という人がいますが、複雑なコミュニケーションを必死に理解しようとして疲弊するより、わからないことはわからないと周囲に伝え、協力を得るのが最善の方策であると思います。

  • 就労支援(と定着)の視点で書かれた本。本の帯を見ると、想定する読者対象として、当事者・支援者・人事担当者・産業医とあります。が、読んだ印象としては一番当事者さんを意識して書かれているかなぁというところ。 勉強になりました。

  • 支援が大切なのはよくわかるが、そんな適切な支援を継続的に受けられるものだろうか。
    (めんどくさい、採用したくない、辞めて欲しい)となるのでは…

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著者プロフィール

東京都生まれ、一般社団法人 日本雇用環境整備機構 理事長。大学卒業後、通信会社勤務を経て、複数の企業で障害がある人のための人材紹介事業に従事。発達障害分野でもいち早く人材紹介に取り組み、これまでに700人をこえる当事者の相談に応じてきた。2010年に企業への啓発のため一般社団法人を設立し現職に就任、執筆や講演活動も積極的に行っている。『発達障害の人の就活ノート』(弘文堂)など著作多数。

「2020年 『発達障害で問題児 でも働けるのは理由がある!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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