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- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336025623
感想・レビュー・書評
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神話みたいな、ファンタジーみたいな物語が多かった。マクロメガスは中々面白かった。
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政治観とか宗教観とか皮肉さがちょっとサドっぽさを感じた
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読みたいと思いつつ、なかなか手に取る機会が少ない「バベルの図書館」第7巻 ヴォルテール『ミクロメガス』。表題作を含む短編5作と、中編1作を収める。
ヴォルテールといえば哲学者という認識しかなく、文芸作品を読むのは初めてのことであった。人生の示唆を寓話に押し込めただけの味気ない作品も含むが、千一夜物語風の雰囲気は楽しい。一番のお気に入りは、ストーリーの面白さ、ボリュームともに優れる「バビロンの王女」、次点が自らを相対化する客観的視点がユニークな表題作「ミクロメガス」か。どちらも、カルビーノを連想させた。実際には、ボルヘスの序文が一番面白いのだが。 -
第7冊/全30冊
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