フィルムは生きている

著者 : 手塚治虫

• 国書刊行会 (2014年6月27日発売)

作品紹介・あらすじ

手塚治虫の半自伝的漫画、待望のオリジナル版登場！　アニメ映画作りに夢と情熱を傾ける若者の姿を描く青春漫画の傑作を、カラー頁や単行本未収録の扉など含めて完全復刻。新発見作品「タイムマシンがぶっこわれた」も収録。

感想・レビュー・書評

[tomokuni0714さんの感想 · 2015年9月21日]

共に地味ながら良作な2本組み作品集。タイトルの『フィルムは...』容易に氏がアニメーションに向かっていく時代を想像できる内容で、目指していた方向や、大事にしたいと思っていた点を感じることができた。また、カップリングの『アリと巨人』は戦後から高度成長期に翻弄された日本人のメタとして登場人物が描かれているような気がして一度読んだだけでは理解しきれない深いテーマが織り込まれているような気がする。ここしばらく手塚マンガと触れ合う機会がなかったが、またこれを機に触れる機会が増えそうだ。

[国書刊行会さんの感想 · 2014年7月16日]

手塚治虫の半自伝的漫画、待望のオリジナル版登場！　アニメ映画作りに夢と情熱を傾ける若者の姿を描く青春漫画の傑作を、カラー頁や単行本未収録の扉など含めて完全復刻。新発見作品「タイムマシンがぶっこわれた」も収録。

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2014年6月13日]

名作中の名作！

国書刊行会のPR
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336058188/

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」