Ultramarine ぼくらの種 (休み時間で完結パステルショートストーリー)

著者 :
  • 国土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337041066

作品紹介・あらすじ

だれもが心に種をいくつも持っている。やがてからを破って、みずみずしい芽があらわれる。でも、すべての種が芽吹くわけではない……。小学校中学年~高学年向け児童文学短編集シリーズ第6弾の著者は、次良丸忍。モヤモヤ・ムシャクシャするけど、心にささって、あとをひく物語ばかり6編を収録。実力派児童文学作家陣が自由にテーマを決め、楽しく簡潔に描いた作品ばかりのシリーズなので、本を読む経験が少ない小学生でも休み時間にサクッと読書の奥深さを味わえます。

感想・レビュー・書評

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  • 中〜高学年向けの短編集。
    すっきりしない結末のものもある、とはっきり表に書かれているのがまず新鮮だった。
    短編小説は、どんでん返しがあったりハートフル感動ものだったりするけれど、いずれにしても綺麗にまとまってすっきりしているイメージ。
    実際には、読み終えてもそれで済まずにずっとモヤモヤ考え続けるような短編もあるけれど、特に子ども向けでは「すっきりしない」と明言をするのは珍しい気がする。
    でも、すっきりしないことでいっぱいの日々を生きていくには、すっきりしない物語も必要なのだ。
    モヤモヤして結末の先や人物の感情を考えずにいられないけれど、後味の悪さはなく、娘がもう少し大きくなったら手渡したいと思う。

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著者プロフィール

1963 年、岐阜県生まれ。名城大学法学部卒業。『銀色の日々』( 小峰書店) で第14 回新美南吉児童文学賞を受賞。作品に『大空のきず』(小峰書店)、「れっつ」シリーズ、「虹色ティアラ」シリーズ、「おねがい恋神さま」シリーズ、「グルメ小学生」シリーズ、『ばーちゃる』( 以上、金の星社) などがある。

「2023年 『Ultramarine ぼくらの種』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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