- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784337187641
作品紹介・あらすじ
世界に誇る超有名人、浮世絵師・葛飾北斎とはどんな人物か。『富獄三十六景』がパスポートに、ビッグ・ウエーブこと『神奈川沖浪裏』が千円札に登場など、今も人気の北斎。情報の限られた江戸時代に、広く日本の外へも関心を向け情報収集し、90歳まで絵筆を執った超人北斎の、真の姿をあぶりだしたノンフィクション。
感想・レビュー・書評
-
葛飾北斎の辞世~人魂で 行く気散じや 夏野原 | WEB歴史街道
https://shuchi.php.co.jp/rekishikaido/detail/5032
江戸のジャーナリスト 葛飾北斎 :千野境子 - 国土社
https://www.kokudosha.co.jp/search/info.php?isbn=9784337187641詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北斎のことを知るのに良い本。
作者の北斎への愛を感じます。愛があるぶん、どこまで公平な目で見ているのかは、勉強不足でまだわかりませんでした。 -
一途な北斎の伝記的物語。北斎の絵を傍に再度読みたい。
-
『感想』
〇著者の葛飾北斎愛を感じる作品。事実をもとに良い解釈をして葛飾北斎を高めている。
〇北斎の作品の説明があるが、肝心の作品写真がないから具体的にはわからない。北斎の作品を見たいという欲望にはかられるが、本を読みながら満たせないのがもったいない。
〇歳を重ねてなお自分を高めようという意識を持っているところは素晴らしい。そして更なる高みに登るために長生きしたいと願うなんて。人は満足したら終わりなんだな。
〇江戸のジャーナリストというのは言い過ぎでは。 -
北斎の生涯について簡潔に追っており、北斎死後も、世界で受け入れられたことなどが紹介されている。
基本的な北斎の情報の暮らしや絵師として、いろんな技法を試し取り入れたことは知っていたが、海外からの注文で絵を描いていたことや、孫に苦労させられたエピソード、ロシアで、ヨーロッパとは別経由で北斎について知られていたことなどが知ることができた。
北斎の海外への関心の高さと、社会の風俗を描いていることから、著者は、北斎を江戸のジャーナリストと呼んでおり、ジャーナリストである著者の贔屓目と感じると同時に、北斎好きであることがよく伝わってきた。