ぼくらは鉄道に乗って (ブルーバトンブックス)

著者 :
  • 小峰書店
3.71
  • (3)
  • (7)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 44
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784338308021

作品紹介・あらすじ

小学4年の悠太は、電車が大好きな鉄道少年。ひょんなことから同じアパートに越してきた同じ年の理子を、互いの親には内緒で千葉県の大原まで連れて行くことに。不安がいっぱい! ぼくと理子の鉄道の旅がはじまる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 鉄道オタクの主人公がある日、図書館で鉄道雑誌を読んでいる1つ上の鉄道オタクの男の子と出会った。この鉄道オタクの友達と出会ったことで、主人公が色々な電車を友達と一緒に旅したり、また鉄道オタク疑惑の女の子の夢を叶えたりなど、主人公の好きな電車を通じて前向きに成長していく物語だった。
    どのようなことがきっかけで、人間が成長するか、本当にわからないなと思った。

  • 鉄道オタクの主人公。転校生の彼女が時刻表を見ている。もしかして、鉄道好きなのか……??子供たちの冒険の物語。少しほろ苦さもあり、大人に近づく。

  • 一人っ子の佐野悠太はD小の4年。お父さんもお母さんも仕事で忙しい。学童に通わなくなって、自由な時間も増えた。
    同じアパートに住んでいた子供のいる家族は、新しい家に引っ越してしまったけど、冬休みの最後の日、悠太のアパートに同級生の女子・小泉理子(りこ)が引っ越してきた。
    女子だから、一緒に遊ぶ事はないけど、理子に興味を惹かれた。引っ越してきた日、分厚い時刻表を持っていたのだ。

    悠太は電車が好きだけど、少ないお小遣いでどこかに行ける訳でもないし(両親が新しい家を買うために働いているから、節約には積極的に協力)電車が大好きな友達も学校にはいない。

    図書館で「鉄道ファン」という雑誌を一緒に見ている、K小5年の田村隼人だけだ。
    兄のように頼りになって、行動力もある隼人。

    図書館で、悠太と隼人が「鉄道ファン」を見ているところに、偶然、理子も時刻表を借りて眺めていた。二人は理子も鉄道好きかどうか声をかけた。

    けれど、理子は鉄道好きというわけではなく、ある事情から、もとの家に帰るため、電車の乗り継ぎを調べていたのだ。
    理子のもとの家は千葉県の大原。悠太が好きな小さな鉄道「いすみ鉄道」のある所だった。

  • 鉄道の知識が力になり、優しさが勇気となって表れる。小学生たちの「冒険」。

全4件中 1 - 4件を表示

三輪裕子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×