コンピュータと勝負する

著者 : 内藤國雄

• 神戸新聞出版センター

感想・レビュー・書評

[hito-kotoさんの感想 · 2016年12月31日]

A級在位17期、タイトル棋聖と王位各2期、歌手で一番将棋が強くｗ、2014年度末現役引退した内藤國雄さんのエッセイ「コンピュータと勝負する」２００２．２発行です。人生の対局観、将棋というゲーム、コンピュータ、努力と才能は報われる　の4つの章立てです。しなやかで、わがままで、自然体の動物（猫）が近くにいると心が休まるそうです(^-^)武道（空手）の「残心」は突き、蹴りが決まった後に隙を残さない構えをいいますが、将棋の場合は終局の後にも気配りする心の余裕とか、コンピュータには無理でしょうね！

著者プロフィール

1939年11月15日生、兵庫県出身
1958年　四段
1974年　九段

自在流と呼ばれる華麗な棋風で活躍。
タイトル戦登場は13回。獲得は王位2、棋聖2の合計4期。
棋戦優勝は13回。
1995年、空中戦法で升田幸三賞受賞。
2009年、通算1100勝。
2015年3月、現役最後の対局で通算1000敗達成、引退。

詰将棋作家としても知られ、「攻方実戦初形」で看寿賞特別賞を受賞。
1983年、「神戸市文化特別賞」。91年、「西宮市市民文化賞」。00年、兵庫県「誉」賞。10年、「旭日双光章」。
著書に『内藤流 終盤の法則』『初段最短コース』『内藤のカンタン詰将棋』『内藤のカンタン必至』『内藤詰将棋選集』（日本将棋連盟）、『図式百番』（マイナビ出版）などがある。

「2016年 『内藤國雄のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」