- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344001398
作品紹介・あらすじ
大人も子供も、誰もが一度は経験する四則計算のクライマックス。第二巻では、整数の計算をベクトル(矢印)に託して、その成り立ちを考える。数の目を回す前に、ベクトルを回せば、どんな計算も大丈夫。さらに、虚数や"無限を折り畳む"ドミノ倒しの術など、数の不思議さとその美しさが満載。総ルビだから、知らない中に漢字の読みまで覚えてしまう。小学生のための数学入門、大人のための再入門の書。
感想・レビュー・書評
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積んどくのが得意なので、第一巻「自然数を追え、無限を掴まえろ!」は買ってすぐに半分ほど読んだのだが、その後はともに10年ほど積んであった。
気が向いて読みとおしてみたら、とっても面白かった。
そしてレビュー書こうとして初めて、第三巻が出ているのを知って、今からポチろうと思うのだけれど、まさかまた10年積んどかないよね、自分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学生のための入門書&大人のための再入門書、第2巻。
第1巻から引き続いて、数の不思議、数としての0を扱ったあとに、負の整数から幾何学的考え方(絶対値、ベクトル)、発展して帰納法/演繹法へと進む。
数学嫌いからすると前半がやはり面白くて、友愛数、回文数、巡回数、パスカルの三角形、0の性質などがよかった。こんな話をせめて中2くらいまでに聞ければ、もう少し興味を持てたかも…。「数学は美しい」と言われるけど、パスカルの三角形はたしかに整然とした美しさだな…。
自分の頭脳の悲しいところは、ベクトル計算みたいなものがすぐ理解できないこと。立体把握みたいなのが苦手なゆえか…。
終盤の帰納法/演繹法あたりは好物の話題で面白かったけど、フツーの小学生には難しくない?それともみんなこれくらい分かるの?頭いいんだなぁ…。