- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344012332
感想・レビュー・書評
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お初は、両国広小路の水茶屋「明石屋」の娘で、母親のお久は、お初の一つ違いの兄・政吉を溺愛している。
政吉は、甘やかされて育った為、我儘で、お初にとって、実家は、居心地の良い場所ではなかった。
そんなある日、お初の前に、前触れもなく現れた若い男は、青物屋の跡取り息子で、栄蔵と名乗った。
お初の見合い相手であった。
二人は、戸惑いながらも、徐々に惹かれ合うが、ある事件がきっかけで、離れ離れになってしまう。
江戸情緒たっぷりで、読み応えがあった。
再読だったけど、内容は、全然、覚えていなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
江戸・両国広小路。年頃を迎えた水茶屋「明石屋」の
娘・お初の前に、何の前触れもなく現れた若い男。
彼女の見合い相手と身を明かす青物屋「八百清」の
跡取り息子・栄蔵に、お初が淡い恋心を抱き始めた
矢先、事件は起こった…。 -
素直に終わるかと思いきや、想い人が失踪・・・。でも、最後は。
宇江佐さん初読。 -
親と子
兄と妹
お稽古仲間
そして恋人
いろいろな関係の中、細かな事件がおきますが
主人公のお初が怒ったり堪えたり笑ったり目覚めたり
何が起こってもしなやかに乗りこえていくのに励まされました
20130605 -
お初の父親源蔵と幼馴染の佐平次がいい。
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これも、ありかな珍しいなって思った
宇江佐真理自身に何かあったのかなって?勘ぐっちゃった。
おばちゃんだもの。 -
宇江佐さんの中でもとても読み易い時代物。
とにかく肩が凝らない、「本休め」にはもってこいだと思う。
主人公お初の気の強さが好き。 -
恋する気持ちに戸惑って二の足踏んじゃう主人公、
いろんな事件が起こるたびにじれったかったよ。 -
「お初ちゃんを手に入れるには、どうしたらいいのよ!」
という栄蔵の言葉がせつなくて、ぐっときました。
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誰かがどこかでかいていたけど宮部みゆき風。
可もなく不可もなく。