恋いちもんめ

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 110
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012332

感想・レビュー・書評

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  • お初は、両国広小路の水茶屋「明石屋」の娘で、母親のお久は、お初の一つ違いの兄・政吉を溺愛している。
    政吉は、甘やかされて育った為、我儘で、お初にとって、実家は、居心地の良い場所ではなかった。

    そんなある日、お初の前に、前触れもなく現れた若い男は、青物屋の跡取り息子で、栄蔵と名乗った。

    お初の見合い相手であった。

    二人は、戸惑いながらも、徐々に惹かれ合うが、ある事件がきっかけで、離れ離れになってしまう。

    江戸情緒たっぷりで、読み応えがあった。
    再読だったけど、内容は、全然、覚えていなかった。

  • 江戸・両国広小路。年頃を迎えた水茶屋「明石屋」の
    娘・お初の前に、何の前触れもなく現れた若い男。
    彼女の見合い相手と身を明かす青物屋「八百清」の
    跡取り息子・栄蔵に、お初が淡い恋心を抱き始めた
    矢先、事件は起こった…。

  • 素直に終わるかと思いきや、想い人が失踪・・・。でも、最後は。
    宇江佐さん初読。

  • 親と子
    兄と妹
    お稽古仲間
    そして恋人

    いろいろな関係の中、細かな事件がおきますが
    主人公のお初が怒ったり堪えたり笑ったり目覚めたり
    何が起こってもしなやかに乗りこえていくのに励まされました

    20130605

  • お初の父親源蔵と幼馴染の佐平次がいい。

  • これも、ありかな珍しいなって思った
    宇江佐真理自身に何かあったのかなって?勘ぐっちゃった。
    おばちゃんだもの。

  • 宇江佐さんの中でもとても読み易い時代物。
    とにかく肩が凝らない、「本休め」にはもってこいだと思う。
    主人公お初の気の強さが好き。

  • 恋する気持ちに戸惑って二の足踏んじゃう主人公、
    いろんな事件が起こるたびにじれったかったよ。

  • 「お初ちゃんを手に入れるには、どうしたらいいのよ!」
    という栄蔵の言葉がせつなくて、ぐっときました。

  • 誰かがどこかでかいていたけど宮部みゆき風。
    可もなく不可もなく。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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