- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344019539
感想・レビュー・書評
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あれ?これって仏教の本だっけ?
同じ、ドミニック・ローホーさんの著書である『シンプルに生きる』と同時に手に入れたはず?の『シンプルを極める』でしたが、続けて読み始めた時は、何故か気分が乗らず、長らく積読になっていました。
先日、ひょんなことから再び読み始めると「あれ?これって仏教の本だっけ?」と、戸惑うような話でしたので、改めて著者であるドミニック・ローホーさんの経歴を確認したところ、愛知尼僧堂と呼ばれる禅寺に6週間籠り、曹洞宗を学んだことがあるとのこと…そうです、この本は、元々、フランスに仏教や禅の思想を紹介するためのもので、それが和訳・逆輸入されたと言っても良い内容だったのです。
仏教や禅の教えは、どの宗派を集中して学ぶというよりも、自分に合っている考え方を、実践を通して体感していくことが大切だと思います。何故かというと、教えは伝える人によって、微妙に解釈が異なり、読者は、モノやコトに対する執着(煩悩)を捨て、『無』の境地に近付くことと、質の良いものを持ち自尊心を保つこととの間に、折り合いをつける必要があるからです。
「人は、満足が得られない時、自分が手にしているモノや経験が足らないからではないかと考えがちですが、モノやコトは、得れば得るほど更に欲しくなり、欲望はきりがなくなります。だとしたら、むしろ必要最小限のもので、過ごした方が良いのではないか?というのがミニマリズムの考え方。」この本では、その考え方を仏教や禅の教えを後ろ盾に推薦しています。 -
ヨーロッパ各国でベストセラーになった『シンプルに生きる』の続編(?)。
前著にも増して、禅の思想、無であること、哲学的な論調が多いように感じた。様々な表現でとにかくモノを捨てることを勧めているように読める。
後半には実践編もあり、断捨離したい人には参考になるかもしれない。(個人的には、ミニマリスト関連の本でも取り上げられることの少ない食品のストックに関して、本書を読んで思いきって処分できるようになった。)
覚えておきたい言葉:
・粗悪品に無駄金を使うほど、あなたは金持ちなのですか?(p217) -
前半は思想と物を減らせない人が抱える問題。
後半は実践編。
前半の思想の部分の翻訳がもうまどろっこしくて、物を捨てないと大変なことになるって内容が手を替え品を替え出てくる感じでぐったり。シンプルに暮らすこと、物を減らすことには賛同するけど、それをしない人へ厳しすぎる意見がちょっと排他的に感じた。
不便を感じる道具、いくつも持っているもの、手紙類、思い出の品、色々と整理していきたい。 -
【最終レビュー】
図書館貸出。
〈先月末:HP・5:印象深く残った数々のメッセージ・2018年(その8)〉
ドミニックさんの配信記事の内容を通じ興味を持ち、図書館在庫著書から、私的で貸出をした著書。
かなり以前に刊行されてはいますが
ただ、目次&序文に目を通すと
〈何が好きで、何を必要としているのか、何がなくても平気なのか〉
〈自分を、本当に、幸せにし、開花させ、成長させてくれるものが、何かを知る〉
この続き…
『何がなくても平気なのか?』
ラストでの
『このような生活を送りたいものです』
その中で展開されていたのは
凝縮した
〈あらゆる視点(格言・禅・著名人の名言)〉
それぞれの各テーマにおいて、適宜にマッチングする内容を織り込みながら
いわゆる
〈密度の濃く深い『内面要素・品格・成熟・精神向上』〉
といった
『ライフスタイルにおける根源的重要性の数々』
『整理整頓、断捨離、モノを最小限にすることによる、数々のメリット』
この両方において
ひとつひとつ、緻密かつ丁寧に、心理描写も含まれながら掘り下げていく内容。
[身近な場面においての、少しずつ、誰にでもできる『実り熟した、自己意識改革法』]
といってもいい。
プラス
寂聴さんが書かれていた『無常』における『ドミニックさん流の捉え方』との『共通項』
『余剰・執着・幻想の恐ろしさ…』
『捨てる=痛みは不可欠だからこその大切なこと』
『心の大掃除』
今の時期、ちょうどいいタイミングだった。
普段、これらを心がけていても、なかなか、実際、継続し、実践することは、至難の業ではある。
だからこそ
〈常々、意識しておくことの大切さ〉
このドミニックさんの内容の隅から隅まで
『究極かつ有意義に「気づける部分、学べる要素」』が『盛り沢山』
ただ、これ以上は、言葉では到底言い表せない…そんな内容が詰まっています。
今、自分のイチオシの著書を挙げるなら
この著書を真っ向から紹介したいなと、そう率直に言い切れます。 -
タイトルの通り、極めるとここまで来るのかという感じである。捨て捨ての勢いを加勢してくれるともにシンプルであることを改めて考えさせてくれる。
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*単純に、放っておく、諦める、止める、停止する、断る、減らす
*<span style="color:#ff0000;">自分の身辺や心の内面に何もない空間を作ってみる</span>
*モノを少なくすると現在を永遠に生きる事ができる
*自然と私たちの好みも変わってきます。変化(とそれがもたらす人生の不思議さ)を自然なこととして受け入れ、自分でコントロールできない物事から潔く手を引くことが安心感に繋がります。
【コメント・感想】
やっぱりポイントは「捨てる」。
モノを置かない。買わない。貯めない。
ヒトに媚びない。
いつもまっすぐでいられるように。 -
自分を見失いそうになった時、圧迫感、やらされてる感…そういうのを感じてモヤモヤしてる時に読みたい本だと感じました。
この境地に到達するのはかなりハードル高いって感じちゃいましたが…
でも、自分自身のことを考え直すのにはいいかなって思います。
シンプルに生きるとは…
前半はとくに哲学的。
後半は実践編。前半を特に何度も読み返したい。 -
モノを捨てたい欲が止まりません。
どんどん断捨離して、気分を軽くしたいです。
自分が使わないモノは、その生涯を全うさせるために手放します。
文章が綺麗過ぎて、すんなり読めました。
かなりのモノを断捨離する行動に繋がったので読んで本当に良かったです。
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感想
本当にしたいことに集中する。そのためにいらないものを捨てる。余白を維持するのはいつでもモノを詰め込めるようにするため。楽に生きる。