- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344021303
作品紹介・あらすじ
仲良し四人家族の中に、ある日いきなり「花嫁」がやってきた。今までそれぞれがひた隠しにしてきた過去が掘り返されていく…。情熱と契約で結ばれた家族の果て。
感想・レビュー・書評
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花嫁の訪れをきっかけに、仲良し家族の仮面が次第に剝がれていく。
いやいや…大きく家族を欺いていたのはたった一人じゃないのか?そして長男の結婚に向けて種明かしをしてしまうらしい…なんと身勝手で残酷なこと。作り物めいてはいても仲良し家族だったのに。愛情深く育てられた子どもたちのその後が心配。モヤモヤと読了。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
率直に言えば引いた。過ぎたるは及ばざるが如し。家族仲が良いのは結構だが、仲が良すぎるのもちょっと気色悪い。父・母・息子・娘。4人はいい年した家族にしては良好すぎるほどの仲良し家族だが、息子に花嫁が来る、となったその瞬間から何やら不穏な展開に。最後まで読むと「1本取られた」という感じがするがあまり愉快とは思えない。それにしてもこんな家庭に絶対嫁入りしたくないよー!
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繁盛店を経営する和菓子職人の父、美しく優しい母、坊っちゃん気質の兄、可愛くて賢い妹。
仲良しの『完璧な』四人家族。兄の結婚によりお嫁さんがやって来るという転機が訪れる。
四人家族それぞれの目線から一話ずつ語られる、外からは決して分からない家族の本当の姿。
誰かを愛しすぎると、必ず周りにいる一人や二人はとばっちりをくうのだ…。
語り手それぞれで、がらりと印象が変わる。内容も勿論のこと、そこも面白くて感心してしまいました。
一番印象的だったのは“大福御殿”と大福の描写がなんとも美味しそうなこと!
本を読んでいて食べ物の描写にやられること、ありますよねー。 -
兄が花嫁を連れてくるブラコンの
妹は面白くない。
昔、父親が浮気して出来た子供は
その妹、よくわからない話し -
2016.06.30
下世話な感じ。登場人物誰一人として共感もしなければ魅力も感じなかった。
気になって最後まで読んだけど、あまりいい気分じゃない -
兄を好きな妹、肉親の恋愛かと読み進めると、どんでん返しが。4人がそれぞれ語る形式。最終章のお母さんの手紙がやや違和感を覚えた。でも、面白かった。
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一つの家族によるオムニバス小説。
両親、兄、妹・・・それぞれの立場で「兄の結婚」が語られる。
誰が見ても温かな家族の中に「兄の結婚」というさざ波が起こる。
自分が家族という真綿に包まれていることがわかっている為に、家族が壊れることを恐れる妹。誰かにいることを許されたい兄。どこか幸せなところへ帰りたいと思いながら、その期限を待つ父。一つの秘密を持ち続け、家族という単位を修復し続けた母――。一つの家族を維持していくのはとても息苦しい作業だ。それを一つの大福に例えているのはとても面白い。
さて、幾年か前に兄も結婚した。
家族の場所に入り込む異分子は我が家では未だに馴染めていない・・・。 -
気持ち悪い。四編目のネタバレで不快になったー。家族ってなんなんだよ、だね。