- Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344022386
作品紹介・あらすじ
長州の政治家血族として生を享け、帝大卒業後は少壮官僚の力を発揮し、39歳で満州経営に乗り出す。A級戦犯容疑で巣鴨プリズン拘留後、無罪放免されると、一気に政治の世界を上り詰めた。保守合同後、59歳で自民党初代幹事長に、翌年第56代首相に就任。60年安保改定にひとりで立ち向かった。口癖は「金は濾過して使え」。家族には決して怒らない優しい素顔と、一方で上長を斬り捨てる一面も見せる。情と合理性としたたかさを併せ持った、昭和の傑物政治家の全て。
感想・レビュー・書評
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読むとすぐ眠くなる本で、最後まで読むのがつらかった。義務的にやっと読了。安倍晋三さんもあちこちで登場。
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昭和の怪物、岸信介の評伝。巣鴨を出獄し、そのまま、弟である佐藤栄作さんの大臣官邸に転げ込み、煙草を一服するところや、戦犯として護送される大阪駅頭で、佐藤夫人に泣いて励まされる場面等、本当に秀逸ですね。
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本作のほうが先に上梓されてますが、笹川良一氏の評伝に引き続き、著者の作は2冊目。
現代の政治家にはない、大物っぷりのエピソードが楽しめました。頁数は少ないけれど、政府視点の安保改定の話も興味深く。
今抱えている政治問題も四半世紀すぎれば、どのような視点で語られるのでしょうかねぇ。とか考えたりして。