心が疲れたらお粥を食べなさい。 豊かに食べ、丁寧に生きる禅の教え

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 111
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026254

作品紹介・あらすじ

刺激を求め、あれもこれも貪り食べる生活を一度断ち切ってみる。禅的シンプル食生活のすすめ。

感想・レビュー・書評

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  • 飽食の時代だから、
    ストレスをかかえたとき、食に向けてしまう。
    こういった人は多いんじゃないだろうか。
    私も現にそう。だから、ひとくちひとくちを
    味わうことを実践していこうと思う。

  • 典座に興味を持っていて『典座教訓』『赴粥飯法』を愛読していることを伝えたところ、お世話になっている曹洞宗のお坊さんが吉村さんの本を勧めてくださって、それでこの本を知りました。隣町の図書館に置いてあったので借りて、早速読了しました。

    禅仏教、『典座教訓』の教えをベースに、今の時代に現実的かつ理解しやすい形でお話を展開して実践もなさっているなぁというのがすごく印象的でした。

    実際お会いしたことはないけれど、きっとものすごく仕事が出来るぼんさんなんだろうなぁ〜(何となく)。「最初の転役で典座寮のひとつである大庫院に配属され、「やったー‼︎」と希望が叶って嬉しかった」(p.77)あたり、根っからの料理好きなんでしょうね。そこは気が合うかも。

  • 生きること、すなわち食べること。
    単純すぎる故に軽視してしまう食という行動を顧みるきっかけを作る一冊。
    早食いの癖がついてしまった僕にとっては耳が痛い話だった。

  • 実践できそうなことからやってみよう、と思ったけれど、できるかな?
    丁寧に暮らす、ということは、想像以上に大変なこと。
    でも、敢えてやる価値はあることなので…

    まずは、何をするにも丁寧に、ゆっくりを心がけてみようと思います!

  • お粥のレシピ集ではなかったです。でも、掃除片付けのモチベーションが上がりました。

    自分はよく台所の扉や引き出しをあけぱなしにしているので、自戒していきたいと思いました。

    ★器は両手で扱う
    ★口にものをいれているときは箸をおいて、手は膝の上。
    ★食べているときはしゃべらない音を立てない
    ★食事のあとはお椀にお茶をいれ、お椀をすすいで、それを飲み干す。

    このへんも実践してみたいところですが。どうしても食事中はプロ野球中継を見てしまうんですよね。家族とも話したいし。難しいです。

  • 毎日の朝ごはんがお粥。―アリかもしれない、と思った。
    体調が優れないときだけじゃない、いつもの食卓にお粥を取り入れてみよう。

    「よく噛む」と思うと面白くないけれど、「しっかり味わう」なら続けられそう。ちょっと硬めの仕上がりも心がけよう。

  • 曹洞宗のお寺で月に一回座禅をさせてもらっている、また最近疲れてたのかな、図書館で目には入り、読んでみる。

    お寺での修行と食にまつわる話し、以前私も新婚旅行で宿坊に泊まったときに精進料理を食べたが、食べ方まで教わらなかったな、永平寺に言ったときもご飯までは食べれなかったので、また行きたい。

    【学】
    料理も食事も修行
    しっかりと味わって食べる
    咀嚼するときは箸を置き、ご飯はご飯、おかずはおかずで食べる

    会社でお昼、弁当を食べるときにやってみた確かに、ご飯の味が変わって感じた、ご飯もこんなに甘いんだ。今までいかに味わって食べていないかだ。

    年に一度は「味わって」食べるDAYをもうけ、家族で味わって食べる日にしよう。11月23日新嘗祭の日に。

  • 臨床心理士でもある、比較的”若手”の住職による書籍。
    ”食”への関心が強く、修業時代から”作り手”としても経験の豊富な筆者。
    本のタイトルに”粥”の文字があるが、”食”の欲望に憑りつかれた?ような紛れもない俗人である自分のような人間が、ついつい手に取って面白くも為になるお話を聞くことが出来るという、有り難い本だ。
    と書くとふざけているようだが、”堅苦しくなく”、”色々な角度から関心が持てる”(色々な人に訴求しそうな)、しかもある程度実践的な(少しづつ試すことが出来る)ことが書かれている。
    自分の意識の持ちようを改めて見直し、少し変えてみようかな、と思わせる。

  • 2015年の話題をさらった『仏教思想のゼロポイント』の著者である魚川祐司氏が「こんなに分かりやすい言葉で書かれた仏教書は他にない」と、ベタ褒めしていた本書。

    本書をキッカケに同じ著者の他の本も読んだが、確かに本書のレベルはちょっと抜きん出ている。ともすると、仏教とちょっと交わらなさそうな「食」。人間の食行動を通して禅仏教が説かれていて、フムフムと納得することばかり。

    禅の神髄だけでなく、豆知識も豊富で、とにかく面白い。

  • もっと理屈が多い本の方がオレには合う。ぬるめ。

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著者プロフィール

吉村昇洋(よしむらしょうよう)
1977年3月広島県生まれ。曹洞宗八屋山普門寺副住職、公認心理士、臨床心理士、相愛大学非常勤講師。駒澤大学大学院修士課程修了(仏教学修士)。広島国際大学大学院専門職学位課程修了(臨床心理修士)。曹洞宗大本山永平寺にて2年2ヵ月間の修行生活を送り、現在は、精神科病院に勤務する傍ら、禅仏教や臨床心理学、精進料理、仏教マンガに関する講師、執筆活動も積極的に行っている。著書に『精進料理学』(春秋社)、『心が疲れたらお粥を食べなさい』『気にしない生き方』(幻冬舎)、『週末 禅僧ごはん』(主婦と生活社)などがある。

「2021年 『心とくらしが整う禅の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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