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- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344028449
感想・レビュー・書評
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現代日本のエッセイ。男性であり、男性的な論理規範の下で生きている!と自負する著者が、にもかかわらず自分の中の「女の子」的な感性を発見し、そしてそれに逆らわず日々を暮らしている様を、まあ比較的淡々と綴っている。旅行したり、可愛いモノを買ってみたり、美味しいスイーツ食べたり……楽しそうで何よりです。としか。
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男である自分のなかに潜む、女の子ちゃん。が、顔を見せるエピソードをエッセイで紹介した本。こんなふうに思うのは本書の意図とはちゃうんかもしれへんけど、こういう感覚って、少なからず誰にでもあるんちゃうかな、と思った。男である、女であるってことははっきり言えなくて、男女の濃淡の間にすべての人間はいるのでは、とか、いまいろんなところで言われているジェンダー的な問題に寄せて考えてみた。いやーしかし、こういうエッセイを書くひとは、とにかく文章がうまくて、うらやましい。とっても読みやすかった。