- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344030077
感想・レビュー・書評
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おわりにかえて――私の入舞で解りましたが、なぜ先生が「平穏死」にこだわるのか。
特別養護老人ホームへでの常勤医にならなかったら「平穏死」という人生の最後のあり方は生まれなかった。
生老病死、四苦八苦の四苦、生まれて死ぬ、当たり前のことが当たりまえに行えるよう医師として最高の医療を尽くす。
余りにも今の日本人、本質的な議論をしなくなってしまっています。
「平穏死」がこれからの人のスタンダードになることを祈ります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-どんなに医療が進み、新しい技術で治療し、部分的に治すことができたとしても、人はかならず死ぬという運命を変えられるわけではありません。
-老衰の状態にある老人たちが何を望んでいるのか〜穏やかにその日その日を過ごし、苦しまずに最期のときをむかえられればいい
岡本太郎さんの言葉として引用されている
-病院。病のための建物施設とは、なんと覇気のない名称だろう。ここは本来、肉体の苦しみを抱えて困っている人と、それに手を貸すことのできる人が出会う広場だ
いろいろな話、言葉を反芻する。
どう生きるかはどう老いるか、どう最期を迎えるかを考えること。自分にはしてほしくない延命治療を家族には求めてしまうその欲をどう考えるか…とても難しいけれど、考えることは続けようと思う。 -
逝きかたを覚悟してから、本当の人生が始まる。命と向き合い続けた、看取りの第一人者による幸せな生涯の閉じかた。
目次 : 第1章 「平穏死」を阻む現代医療の現実(八割の人が「平穏死」できない時代/ 肺炎を治す医師、胃ろうをつくる医師 ほか)/ 第2章 死と正面から向かい合う(“ほんもの”の死を知る大切さ/ 親を看取ることで「死に稽古」をする ほか)/ 第3章 凛として、老いを生きる(老化を受け入れる/ 老衰は病気ではない ほか)/ 第4章 悔いなく逝くための「入舞」を準備する(岡本太郎の言葉が伝えるもの/ 最期を考えることは「生き方」を考えること ほか)