お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 幻冬舎 (2017年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344032156
感想・レビュー・書評
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「はじめに」での文章がよかったので、期待して読み始めたものの・・
著者は資本主義を補完する「価値主義」という枠組みを提案しているが、個人的な価値だけで経済(利益を生み出す)が回るわけでもない。
また、著者の経営する会社が「なぜ上場したのか?」への答えとして、資本市場の中でのプレイヤーとして活動して初めてわかったことが、「経済を持続的に発展させていくために必要なシステムだった」そうなのですが、上場する前にわかりそうなことなんだが・・
こうした底の浅いトンデモ発言が散見されるも、参考になる意見も。
経済システムが発展するための5要素、インセンティブ、リアルタイム、不確実性、ヒエラルキー、コミュニケーションという指摘。(P51)
その流れで、日本経済の停滞をヒエラルキーの固定化(大きな政府)によって不確実性(資産や人材の意流動性などの新陳代謝)が失われたためという分析(P102)はわかりやすい。
とはいえ、この本が新しい何か(考え方)を生み出しているとはとても思えない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021/05/30駄本
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結論から言うと「雰囲気だけ」。落合さんの本が好きな人にオススメ。イノベーションとかパラダイムとかフューチャーとか沢山載っている。
たしかに、知識の平易な解説は親切だが、経済や金融や経営の知見を切り貼りして持論を展開している点はまずい。
意味のとれない文章もちょくちょくある(「定型的な文だが理屈が通っていない文」というか)。
そして「本の内容」以前に事実誤認が多い。ちゃんと校正にかけたのだろうか?
果たして原因は、「著者(佐藤)」か「newspick」か「編集者(箕輪)」か。 -
いまのタイミングで響かず。また時間おいて、読み直したい
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お金に関わっている話だったのだろうか。
ポイントがバラバラに感じた。 -
中央集権化から分散化へ、資本主義から価値主義へ
地球上の価値観とかシステムが変わりつつある。その時に自分は何をすれば良いのか、
を考えさせられる本。
地球の未来は明るいのかも?と思った。