仕事2.0 人生100年時代の変身力 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033337

感想・レビュー・書評

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  • ・共働きでキャリアを追求したいと考える一人として、「シーソーカップル」という言葉は希望があった。

    ・今コンフォートゾーンを抜け出しておかないと、後で困ってしまう。

  • かなり前に読み終わった本を。
    人生を100年で最近少し考えるようになりました。
    この前プロ野球選手の引退会見も「25年間の現役生活。ありがとうございました。」と言ってる人を見て人生の4分の1がプロ野球選手だっただけなんかとか。
    今年そういう意味では引退する人の年齢見てると若くなったなぁという印象ですよね…。
    人生100年で考えると転職なんて4〜5回あり得ると思うし、今自分の親が50歳ちょっとですがあと半分生きると考えれば自分もこの先今は美容師ですが全然わからないことだらけですよね。
    今年の4月には新生銀行も副業OKにしていて、理由としては終身雇用に限界がきてる、副業で得た経験を新生銀行に還元してもらいたいとか。
    守秘義務、顧客情報漏洩防止の観点からハードルが高い大手銀行でもこういう時代です。
    というか「副業」って言葉が無くなりそうですよね。
    休みと仕事が今自分には線がない感じなんですが人生100年で考えると今このやり方もありかなと思います。

  • 話題の本を一気にわかりやすく学べる!!
    読書が苦手な人にまずおすすめ☆

  • 人生100年時代、変化に対応できる者だけが生き残る。100%同意。 劣化まっしぐらのオジさんにならないように経験総量を増やす。

  • 現在のビジネスパーソンを取り巻く現状認識から、100年人生を楽しみながら生きるための実践編を語った内容。
    編集者らしく、様々な人が言っていることをまとめた本という感じ。真新しいことは無いが、上述のテーマがまとまっていると思う。
    危機感から入り、我々一人一人が変わっていく必要があることを説いており、一見しんどい未来をイメージさせられるが、最後に救いがある。それはそもそも人は成長を自覚するころで幸福感を感じる生き物であるということ。うまく目標を定めることができれば、大変革自時代においても、変化を楽しみながら幸せな人生を歩めるのではないかと思った。

    ★現状認識
    ◯危機
    ・終身雇用を支持する人の割合は87.9%(JILPT)、若者の安定志向
    ・昭和の人生すごろくは成り立たず、過去のロールモデルも無いほどの急速な少子高齢化
    ・会社は社員を支えきれないから自立して下さい
    ・リンダグラットン「ライフシフト」では無形資産の貯蓄が肝要だと言っている。生産性資産(スキルや知識)、活力資産(健康、友人関係、家族)、変身資産(人的ネットワーク、挑戦意欲)の中でも最後が一番重要
    ・明確なゴールが見えず、職業寿命が短い➡︎職を変える必要が出てくる➡︎複数のコミュニティがあり、多様な情報があるのが大事。会社の平均寿命は23.5年。平均4サイクルすることになる。
    ・役職者の高齢化で管理職の割合が低下(1995年5.7%➡︎2015年2.4%、国政調査)

    ◯日本型雇用の終わりの始まり
    ・個人が力を持つ時代、個人でなんでもできる
    ・メンバーシップ型の日本的雇用は時代に合わない(人手不足、三無(職務、勤務地、勤務時間)、業績縮小でも解雇しにくい
    ・日本型雇用の始まりは、日露戦争後、一部の大企業がより忠誠心の高い職工を養成するために定期採用と定期昇給、退職金を導入したこと。WW2期に厳格に統制された事実上の年功序列が完成。戦後生活給の思想が広がる。
    ・ジェネラリストの仕事が機械化され、採用の入口から専門化が進んできた。優秀な人材の獲得競争時代へ

    ◯働き方改革
    ・日本の生産性はOECD内20/35で、先進国で最下位。理由は
    1. ビジネスモデルが変わらない
    2. 村社会で多様性に乏しくイノベーションが起きない
    3. 年功序列でエンゲージメントが低い
    4. 時間給なので長く働いた方が得
    5. 解雇しにくい、社内失業者は460万人以上
    6. 年金や退職金の設計上転職しにくい
    7. 整理解雇がしにくく、成長産業へ人材がシフトしない
    8. トレーニング予算が低く、スキルアップしない
    9. システムに投資されない
    ・国が年金や医療費を支えきれない、人生100年時代、働き方改革、一億総活躍に込められたメッセージは健康で長く生産的に働き、自立せいということ。すなわち日本型雇用からの脱却。解雇規制も緩和路線。

    ★実践編
    ◯100年時代を生き抜く働き方
    ・学ぶことを放棄した大人は、次世代の子供以下に劣化する。変化を受け入れ、変わり続けられる人材がこれからのニューエリートに求められる条件。
    ・入社1年目に集中投資され、その後放置、体系化された知識がなく場当たり的な仕事を重ねスキル不足
    に陥る。そして一通り仕事を覚えた30代のモヤモヤ病が発症する。
    ・自身の能力開発につながる働き方は、学びとなる経験の総量を増やし、内省をすること。
    ・人は観客のまなざしに晒されたときこそ成長する。さまざまな舞台に上がれ。
    ・日本のオジさんは世界一孤独、ソーシャルキャピタルが欠落し、ネットワークがない。副業は有効なアプローチ。
    ・労務管理、過労が副業の課題。本業と関連のあるものを選ぶ、趣味に走る、余白を残す、嫉妬されないよう周りに隠す、奇人枠のポジションになるのが戦略。

    ◯大人の学び
    ・日本のサラリーマンは、先進国一勉強しておらず、目標もなく、活躍してない人が大半?
    ・仕事と学びが循環しない、インセンティブがない、大学院に行くには退職しないといけない、学びたくても学べない環境。
    ・人が成長するのは修羅場経験、すなわち前例の無い仕事、経営人材を創る最良手段。
    ・大人のインターンや読書でも学びは得られるが、ただ鵜呑みにするだけでは何も残らない。本とケンカせよ。
    ・ワークショップも読書も仕事に活かして、法則を持論化するクロージングが重要。
    ・非認知能力、性格スキル(特に真面目さ)が職業人生に影響を与える。真面目とは計画的で責任感があり、勤勉なこと。
    ・成長を自覚することや、その過程そのもの、そして目標を持って努力することが本人の幸福度を上げる。

  • 人生100年時代を生き抜くポイントが掛かれていて参考になる。



  • 人生100年時代を生き抜く上で、個人や会社はどう変わるかを示した本。
    学び続ける力や人からの刺激は絶対に必要だし、多少のコストを払ってでも一歩踏み出すべき。
    副業やリカレント教育等のキャリアについてもわかりやすい事例がある。

    一番心に響いたワードは『ルーキー・スマート』

  • ・変化に柔軟なものだけが生き残る
    ・長く働くための資産として無形資産である生産性資産、活力資産、変身資産を蓄えることが大切

  • ■感想
    ・LIFE SHIFTなどのこれまでの働き方の変革の本を多数引用しながら、わかりやすくこれまでと現在、これからを整理してくれている。
    ・特に、最後の大人の学びの章はよかった。性格スキル、体験総量を上げる、幸福度についてはとてもしっくりきた。
    ・自分を振り返るときにまた読みたい。

    ■特に勉強になったところ
    ・大人の学びの章
    ・性格スキルは、ビッグ・ファイブで決まる。真面目さが仕事のパフォーマンスに影響を与えている。
    ・真面目さはずっと伸びる
    ・対して外向性や審美眼、好奇心は20代以降伸びない(←これだとしたら俺やばいw)
    ・大人の学びとは体験総量の差
    ・体験とは、自分でやってみる、ということから、読書を通した代理体験まで幅広い。
     →自分でやってみるにも、自己満足的に一人でやるものから、多種多様な目線にさらされて実施する勉強会やスピーチなどあるが、アウトプットを他者にするほうが体験総量は大きくなる。
    ・求められるのは問いを立てる力。世界にはテキストも先生もいなくただプロジェクトがある学校もある。

  • 副業が一般化する社会がすぐそこまできている。
    そのためには、自分の市場価値を把握する場を設け、学び続けること、変わり続けることが幸せな人生を送る上で大切。

    一点、違和感を感じるところがある。
    市場価値を把握し、レベルアップし続けることは大事だと思うが、それが全てではないはず。

    理念・ビジョンに賛同して、その実現をともに目指す会社はある。

    理想的なのは、自分の理念と会社の理念が一致し、その会社に属して、理念実現のために自分の力を最大限発揮し、自分も会社も成長期し続けられること。
    そういう働き方はあるはず。

    今回は個人にフォーカスがあたったテーマだったからだろうが、会社もこの本と同じように社会の変化に合わせて変わり続けなければいけない。

    その変化のなかで、自らの考えと一致しなくなったら辞めればいい。

    個人と会社が対等な関係になることは大賛成。

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著者プロフィール

佐藤 留美(サトウ ルミ)
ジャーナリスト
ジャーナリスト。企画編集事務所「ブックシェルフ」代表。
1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て2005年株式会社ブックシェルフ設立。『週刊東洋経済』『プレジデント』『週刊ポスト』『日経WOMAN』などに人事、人材、労働、キャリア関連の記事を多数執筆。最近は特に、働く女性をテーマにした題材が多く、『ホワイト企業 女性が本当に安心して働ける会社』(経済産業省監修、文藝春秋)では女性社員インタビュー、企業紹介ページの一部を担当。東洋経済オンラインにて「ワーキングマザー・サバイバル」を連載。プレジデントオンラインにて「結婚と仕事 女の言い分」を連載。
著書に、『結婚難民』(小学館101新書)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)がある。

「2013年 『凄母(すごはは) あのワーキングマザーが「折れない」理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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