人生は理不尽

著者 :
  • 幻冬舎
3.43
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本棚登録 : 111
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034181

感想・レビュー・書評

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  • これからどんどん歳を重ねるに参考になる
    とにかく期待しないというのが印象的
    こんな賢くてすごい人でも悩みや不安はあるんだなと思った。どんなに偉くなっても常に謙虚でいる姿勢も大切だと感じた

  • ・楽観的に観るコツは期待するのをやめる。子供は親が思う以上に親の姿を見る、子供の姿は親自身なの姿。役に立つ。ということに気付いた。

  • 定年後60代70代以降の生活について佐々木氏の経験からヒントを書いているもの

  • 著者は元東レの取締役。
    妻は病を患ってからうつ病になり何度も自殺未遂を繰り返し、長男は自閉症、取締役についたものの、改革を進めていくと、上役からの批判で左遷‥‥と、大波が沢山やってくるジェットコースターのような人生を送ってきています。
    そういった逆境を経験して、それを克服、または受け入れしてきたからこそ言える言葉が沢山詰まっていました。

    親兄弟、子どもとの付き合いも、一線を引いて、ほどほどに、というのも妙に納得しました。愛情があるからこそ相手に求めすぎたり、期待したりするのは、ゆくゆくのトラブルのもとになる家、ありますよね。
    生活は贅沢はせず、締めるところは締める。
    身の丈にあった好奇心をもった生活をおくる。
    こういったことが、分かっているようで、意外と日々の生活を振り返ると忘れてしまっていることがあります。

    一番肝に銘じたのは、地域の人とのつながりを持っておくこと。深入りせずに一線を引きつつ、スマートなお付き合いをしていきたいと思いました。

  • 今30代ですが、人生経験をつまれた方々の本を読むのが好きです。将来さっぱりかわいいおばあちゃんになりたいから!笑

    年取ってからの心がけとかもあるけど、それは一朝一夕にできるものではないと思います。
    今から少しずつ心がけと行動。

  • ※ページは目安
    p.6
    物事を楽観的にみるコツは「期待するのをやめる」こと。
    期待しない≠希望を持たない
    期待しない≠人を信頼しない
    あくまで一定の距離を置いて、物事や人を冷静に見ること。

    p.26
    老いた親との同居は「情」で判断しない。
    親はその場所を離れたくないと思っていないか?
    一人暮らしを寂しいと本当に思っているのか?
    環境を変えてまで同居するべきなのか?
    熟慮することをおすすめする

    p.30
    親も子もお互いに期待しすぎない
    親子という「タテ」の関係ではなく、互いに一人の人間同士という「ヨコ」の関係を築くこと。

    p.47
    18歳を過ぎたら子供も大人として扱う。
    黙って我が子を見守り理解する。
    説教するより「信頼する」のが親の務めです。

    p.50
    親の背中を見て子供は育つ
    子供に変わってもらいたいなら、子供が変わることを期待するより親自身が変わる努力をする。くよくよ悩まず、自分自身の人生をしっかりと生きることが、親子共倒れにならない最善の方法ではないか。

    p.52
    「上司の誘いを断ったら出世できない」はウソ。
    上司が求めているのは付き合いの良いことではなく、仕事ができること。

    p.58
    夫婦仲をよくする一番の方法は「リスペクトする」こと。
    相手の優れているところを見つけ、相手を認めること。
    人間なので欠点やアラがあるのは当たり前。

    p.76
    過去の栄光にいつまでもしがみつかず、「すでに終わったこと」と区切りをつける。
    小さな目標を持ち、日々前を向いて生きることが大切。

    p.78
    「計画を立てる」ことは大切だが、「計画を途中で軌道修正する」ことも大切。
    いったん決めたことに固執しすぎず、「決めては変える」を柔軟に繰り返すべき。

    p.112
    何かを知ったら「なるほど」で終わらせない。
    いますぐできることを行動に移すこと。

    p.120
    「悠々自適」はもったいない。
    仕事があるから趣味も遊びも楽しめる。

    p.128
    定年後の仕事はたとえ給料が下がったとしても「働きやすさ」を最優先すること。
    給料は下がってもビジネスマンとしての価値は下がらない。勝手のわかる職場が精神衛生上もよい。

    p.132
    年齢や役職に関わらず「タテよりもヨコ」の人間関係を大事にすること。

    p.163
    老化を防ぐ最大の武器は「好奇心」
    きっかけは何でもいいので、何か1つ興味を持ったら、それに関連することを徹底的に調べつくしてみる。

    p.209
    お金はある程度ないと困るが、「金があるか幸せ、金がないから不幸」ではない。
    あなたにとって本当に大切なものは何かを自分に問いかけ、忘れないようにすることが大切。

    p.247
    何歳になっても大事なのは過去ではなく未来。
    過去のモノやステータスや思い出に執着しない。

    p.252
    「終の棲家」なんて考えない。
    何歳になっても人生はやり直せる。
    状況によって柔軟に対応していけばよい。
    失敗は引きずるためにあるのではなく、将来をよりよくしていくためにある。

  •  見かけたとき、タイトルからなんとなく気になって手に取った一冊。若者よりも、どちらかというと長い間社会人として経験を積んできた人達へ向けてのメッセージ性が強いと感じた。人に期待や願望を持つのではなく、相手を理解信頼できる点を見つけることが大切だと学んだ。
     
     

  • なぜ自分や家族がこんな目に遭わねばならないのか? 苦悩の中で、私は物事を楽観的に見るコツを身につけましたそれが「期待するのをやめる」ことです。孤独や不安を小さくするには、過剰な期待を持たないに限るのです――(「はじめに」より) <内容抜粋>
    ・あなたは自分が思うよりも幸せになれる

  • 東レにて取締役など要職を経験した著者が多くの家庭内の困難に直面しながらも乗り越えてきた経験から学んだ人生哲学を書いた一冊。

    妻はうつ病で自殺未遂を繰り返し、長男は自閉症を抱えるなかで東レにて取締役を経験した著者がおもに老後を豊かに過ごす為の考え方について書かれており、非常に色々と考えさせられるものがありました。
    人間関係、お金、健康、趣味、死後などの老後の人生にまつわる様々な事柄について、経験豊富な著者ならではの語り口で解説されており感心しながら読みました。

    期待しないこと、頼ることは頼り、自立することは自立するメリハリをつけて時の流れに身を任せて生きることが大事であり、見栄を張ったりせずに自己管理をしっかり行い自分らしく過ごすことが大切であると感じました。そして本書全体を通して幸せな老後を過ごすためのコツを学べた一冊でした。

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著者プロフィール

秋田市生まれ。株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役。
69年、東京大学経済学部卒業後、東レ株式会社に入社。家庭では自閉症の長男と肝臓病とうつ病を患う妻を抱えながら会社の仕事でも大きな成果を出し、01年、東レの取締役、03年に東レ経営研究所社長に就任。内閣府の男女共同参画会議議員、大阪大学客員教授などの公職も歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在である。
著書に『ビジネスマンが家族を守るとき』『そうか、君は課長になったのか』『働く君に贈る25の言葉』『リーダーという生き方』『働く女性たちへ』(以上、WAVE出版)、『ビジネスマンに贈る生きる「論語」』(文藝春秋)『それでもなお生きる』(河出書房新社)『実践・7つの習慣』(PHP研究所)『上司の心得』(角川新書)『50歳からの生き方』(海竜社)などがある。
2011年ビジネス書最優秀著者賞を受賞

「2022年 『佐々木常夫手帳 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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