- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344034358
感想・レビュー・書評
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三歩の日常を描いた作品
フワッとした作品なのに深く傷をえぐるワードが出てくる。
三歩の日常は想像できる。
こういう人いるよな。って想像できる。
好きな人もいるけど、苦手な人もいる。
気を使いすぎてるところもわかる。
住野よるさんはだだっ広い野原にワンポイントの落とし穴があってその落とし穴が深い。
ハマると全然抜け出せない。
それがその人面白いところなのかも。
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こ〜れはもう〜〜!!大好きっ!!www
三歩LOVE♥ って感じ!!!
あ、いや実際に身近にいたら、そう思うかどうかは別だけどっ!ww
とにかく、小説としては、タイトルから、装丁から、体裁から、ぜ〜んぶひっくるめて、大好き♥
読み終わるのもったいなくて、ちょびっとづつ読みたいのに、続きも気になるし〜〜!!!と、地団駄踏みながら、もうちょい先まで読んでみちゃったり?www
もう、今年の一番は、超〜キュートな♥三歩で決まりっ!!かもっ!!w -
麦本三歩の日常を描いた本。
大学図書館で働く三歩と職場の仲間、友達、恋人など彼女の日常に関わる色々な話。
全ての話が麦本三歩は○○が好きという題になっていてそれに関わるエピソードがいくつも集まった1冊。
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さらっと読めた。
ドジっ子愛されキャラを無意識に自覚しつつ、それでも精一杯に生きてます感は、まねも共感もできないけど、一度経験してみたいなとは思った。
周りにこんな人がいたとしても、自分にだいぶ余裕がないと先輩たちの対応はできないだろうなぁ。 -
住野先生の本をまた読みたかった、
カバーのイラストが可愛かった
このふたつがこの本を手に取ったきっかけ
最初は三歩があざとく感じてあまり好きになれないかも、と思ったけど三歩の考え方や、日常に必ず潜んでいる幸せを見い出す力にとても魅かれた。
三歩の周りの先輩達もみんな好き。
おかしな先輩もなんだかんだ三歩だいすき〜って感じかと思ったけど実際はそうじゃなかったのが面白かったな
麦本三歩は君が好き では他のストーリーとは一味違って感動した。
この本を通して、三歩のようなたまに悩んだり悲しくなったり友達と遊んだりミスしたり、それも含めて平凡で幸せが沢山転がっている生活も素敵だなと思った。
まさに自分じゃない誰か(三歩なんだけど)の日常を覗いている感覚で読んでいてとても楽しかった
第2集も読みたい -
図書館で働く三歩のなんてことない日常のあれやこれ。
そこそこ評価が高いのだけど〝三歩が好き〟な自分が好き!なんでしょ?三歩が嫌いって情緒ないわ、優しくないわ!三歩だからね、三歩っぽいわ、三歩らしい…が詰まった本で、私はあまり得意では無かった。
短編集でエピソードはそれぞれ良かったけど、主役のキャラクターに添えず…。
なれど、自身の持っている武器を最大限に行使することは、そこに多少のズルさをはらんでいたとしても、それは致し方ないことなのです。
三歩のように自覚なくそれを盾にしている人もたくさんいるし、麗しい友のように自覚して上手く世渡りしてる人もたくさんいます。
ただ…無自覚でやってのけるのは、自覚者視点からは「ちょっとタチが悪い」のだ。
それでも処世術は無いよりあったほうがいい。生きていかなきゃならないからね。
2021.3.18
今年の6冊目 -
三歩ちゃんが大好きになる話。
一緒に魔女宅みて、チーズ蒸しパン食べて、ゆったりまったり過ごしたい〜〜
こんなにも愛おしい存在を生み出せる住野よるさんは本当にすごい方だなぁと感じた。 -
人を「器用」と「不器用」の2つに分けるとすれば、自分で言うのもあれだけど、私は器用なほうに入る。学生時代はずっと成績がよかったし、社会人になってからだって仕事覚えが早いと褒められることがあるし、「年のわりにしっかりしてるね」「落ち着いてるね」と言われながら生きてきた。
この本の主人公である三歩のことを好きになれない理由はそこにあるんだと思う。もう、全然、ほんとに好きじゃない。主人公のことを好きになれない本を読むのはなかなかにきついものがあって、途中で投げ出そうかとすら思った。三歩の不器用でドジで、怒られてばっかりだけどなぜか愛されてもいて、落ち込んでもすぐに忘れてしまうところ。そういうところがうらやましくて仕方がないんだと思う。三歩を見ていると、自分の中のねちっこい感情が嫌でも目に入ってきてつらかった。
それでも途中で投げ出さなくてよかったと思ったのは、終盤の話を読んだとき。私は三歩のことを好きじゃないよ、とはっきり言う先輩が登場した。共感した。私の言いたいことを全部三歩に言ってくれてすっきりしたし、正直、すっごくうれしかった。よく言ってくれた! と思った。三歩の世界には、三歩のことを好きになれない人が、三歩のことを見ているともやもやする人がちゃんといる。できればずっとふたをしておきたいようなねちっこい感情を持っているのは私だけじゃない。そう思うとなんだか安心した。そういう不思議な擬似体験をした本だった。
【読んだ目的・理由】住野よるが気になったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.4
【一番好きな表現】
好かれているという嬉しさは、嫌われているという怖さを薄めてはくれても、消してくれはしないのだ。(本文から引用) -
まずは装丁がかわいい。
この表紙の女性がイメージされて、とても読みやすかった。
それに脳内でマンガに変換されていく感じ。
少女マンガを読むように。
三歩の周りには、三歩の存在を肯定してくれるいい人ばかり。
と思いきや、正直に好きじゃないかもって言う先輩もいたりして。
そうなのよね、人生そういう人も必ずいますから。
大学の友達との温泉旅行話は良かった。