孤独という道づれ

著者 :
  • 幻冬舎
2.80
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本棚登録 : 142
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034617

感想・レビュー・書評

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  • 岸恵子さんの知的でユーモアのあるエッセイ。楽しく読んだ。
    コメディアンとアクターの話、もっと読みたかった。

  • 昭和の大女優さん。百恵ちゃんのドラマでパリに住む素敵なおば様役を演じていたことをよく覚えている。そんな岸さんが書いたエッセイ。読み終えたあと彼女のエッセイをまた読んでみたいとは思えなかったが、勉強家で行動力があって波乱万丈、人生を力強く生きた素敵な女性だとわかった。80代後半で一人暮らし?で生活に不自由を感じないとのこと。私もそうありたい。

  • 岸恵子さん、好きなんです。
    いつまでも少女のような雰囲気のある方だと思うし、それが魅力。
    このエッセイを読んでも、常に自分の周りの事に関心を持って、それを瑞々しく感じ取って、学ぼうとしている…まるで十代の学生のようだ。と、思いました。
    いや。十代だから瑞々しくあるとは限らないのですね、まさに。

    華麗なる大女優の、エスプリのきいた私生活の描写、面白く読みました。
    もともとエッセイは、読むのが苦手ですが(物語的フィクションではないため、『それ、違うんじゃない?』って思うと、許容出来なくなるのです)、これは、『ん?』て思う箇所があっても、
    『いや、岸恵子だからな。岸恵子だったら、そう思っても仕方ない』と、読み進められました。

    『下品力が、私の文章にはない』と、書かれてましたが。
    それは、やはり、どんなに想像力をめぐらしてみても、市井のいわゆる一般庶民の事は、わかんないからじゃないかなぁ?と思ったし、
    そして、岸恵子は、そういうことから隔たった存在で良いんじゃないかなぁと。
    下品力は、得られるはずもないし、得る必要もないのだと。
    それだからこその、岸恵子の書いた文章を読みたいという思いがあります。
    映像の中で、独特の雰囲気を放つ彼女を見たいと思うのと同じような理由で。

  • 16編のエッセイが掲載されている。日本とフランスの両国で生きた女優・岸惠子の本音が綴られているエッセイ集。愉しく読ませてもらった。

  • パリ在住の大女優である岸恵子さん。日本に拠点を移していたとは知らなかった。 元祖『君の名は』の真知子さんも、2018年のお正月で85歳らしいけど、相変わらずお洒落で可愛い。いつまでも憧れの人でいて欲しい。

  • タイトルと装丁がとってもステキだったので読んでみた。

    若くしてフランスに渡って、いろいろ大変なことがあったのはわかる。
    岸さんが、これからどのように孤独と向き合って、どのように付き合っていくのか、どんなふうに孤独を楽しんでいるのかが書かれてるのかと思ったんだけど。
    正直ちょっと期待はずれだった。

  • 岸惠子 著「孤独という道づれ」(2019.5)、86歳数か月の半生を語ったエッセイ、字が大きく行間も空いていて読みやすかったです。一人で何もかもやりながら、グローバルに生きて行く、大変なご苦労と思います。「お若く見えるわあ!何か秘訣があるんですかあ?」「わっ、いつまでも若いわねえ、お化けみたい」には、「若く見えているんじゃないの。若いの!」と返してるんだとかw。「皺なら私だって売りたいほどある。違いは、私の皺は上等なの。」(^-^)

  • 奇跡の86歳だわ。全然おばあちゃんじゃない。
    歳は忘れてるって言うからそれがいいのかも。
    けっこう波乱万丈な人生だったんだね。
    著者がその内容にほれ込んで訳したという”パリのおばあさんの物語”読んでみたくなった。

  • 2019/12/26予約
    年齢ではなく、若々しい人なのだと思う。

  • アランドロンの孤独については興味深い
    太陽がいっぱいはみた さして感動しなかった私
    子どもの頃両親の離婚で家出して
    若い頃入った軍隊の規律の中だけが孤独では
    なかったとのこと
    犬だけは裏切らないと
    多くの女性に囲まれる生活でも常に孤独
    でも人間は孤独なものと思う
    岸惠子の孤独
    人も羨む人生のようだけど
    生きてきただけつきまとう孤独
    共に生きることがその存在を輝かすようだ

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