がんばらない練習

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 466
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034877

感想・レビュー・書評

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  • 私がとても作者の性格に似ていて、もくじで読もうと決め図書館で借りました。

    4分の3は理解ができることばかりで、性別も年齢も全く違う赤の他人なのに、共感してもらえてるような大丈夫だよって言ってもらってるような感じがしました。
    100人いれば100通りみんな性格も顔も体型も違う。自分らしくていい!
    変に変わろうと思わなくていい。気疲れとストレスが溜まるだけ。
    この環境に甘えることなく、自分ができることを自分のペースで生きていこうと思いました。
    頑張るわけではなく☺︎

  • phaさんの本が大好きです。phaさんの本は私にとって、読むこと自体がセラピーみたいなもので、心を癒すために定期的に読んだ方がいい。

    効率的じゃなくても、生産性がなくても、がんばれなくても、誰の役にも立てなくても、生きてて良いんだよって思えてくる。

    この本も共感の嵐だった。

    共感度ランキング

    1位:窮屈な服、体を締め付けるアイテムが極度に苦手
    私も全く同じ!ブラジャーもできない(phaさんはブラジャーしてないと思うけど)。若い頃も苦手だったけど、年取ってからは、ますます締め付けに弱くなった。ゆるくて肌触りの良い服だけ着たい。

    2位:ときどき頭の中がワーッとなる
    phaさんの対処法は、歩く、水を飲む、お気に入りの布で顔を擦る、歌、だそうだが、私は、歩く、漫画を読む、寝る、耳を揉む、など。


    3位: “自分が揚げ物を食べることじゃなくて、走ることや仕事をすることに依存していたら、もっとまともっぽい人間になれたのかもしれないと思う。だけど、その場合、酒やタバコ何かに依存してしまうのは、ただのダメ人間だ、自分はそんなダメ人間じゃない、とか考えるような融通の利かない人間になってしまっていたかもしれない。”

    私も、もし自分がダメ人間じゃなかったら、例えば多くの人が簡単にできることをできない人は努力が足りないんだと思ったり、弱い立場の人を見下してたりしたかもしれない。それは本当に怖いことで、自分がダメ人間でよかったなって思うことの1つです。


    生きるのが苦しくなってしまうのは、無理をしているからかもしれない。自分がダメ人間だということを自覚して、できることをできる範囲でだけやるようにすれば良いのかもね。周りの人からは呆れられるかもしれないし、愛想つかされて見捨てられるかもしれない。でも、無理しないと続かない人間関係なんて、無くなった方が幸せかもしれないし。

  • みんなが普通にやっていることができなかったり、だらだらするのが好きな自分にとって共感することが多かった。ゆるく生きててもいいのかなと思わせてくれる内容。疲れたときに読み返したい。

  • phaさんの体験談を元に描かれた本でした。
    共感する部分もしない部分もあり、あぁこれも本選びの楽しみだなと思えた一冊でした。あとがきが1番心に響きました☺️

  •  自分の苦手なことを曝け出してもよいことを人生を通して伝えている。
     現代人はもっと自分と他者の弱みを受け入れて認めることができるようになれば社会が楽になる。
     努力は楽になるためにするもので、しんどくなるためにするものではない。

  • わかる部分とわからない部分がある。
    とくにシェアハウスに住んでいることがわからん。
    気を使って疲弊しそうで自分には絶対にムリです。

    総じて、頑張らない練習よりは頑張らない実践という感じがした。

  • がんばるってなんだろう。そもそも誰と比べての事なのかよく分からないしなあ。
    一般的な成功の一本道から外れたら落伍者と言われる世界で、その一本道の脇の石に座ってみたり、草むらでバッタを取ったり、引き返してみたり。そんなことをネットでつぶやいているうちに有名になってしまった人のようです。
    僕はブログとかを熱心に見る方ではないので、書籍になって初めて知ったのでまず名前の読み方が分からなかったです。
    肩の力が抜けたエッセイでとてもよかったし、全然違うようでも部分的にわかるなあと感じる所が沢山有ります。いろいろな人の中で、ちょっとずつ持っている、世の中に適応しにくい部分をまとめて持っている人です。よっぽど社交的で明るい生き方していなければどこか自分に似ている部分があるんじゃないかな?

  • phaさんのどの本も気になるので読むことにしている。

    ・すぐ帰りたくなってしまう

    ・早く着きすぎてしまう

    ・荷物を減らせない

    ここ3つがすごい共感できた。

    でも1.コミュニケーションをがんばらない
    がんばってしまってるときがあるから、もっと適当に行きたくないときは行かなくていいかなって思えて、救われたな

  •  先日読んだ蛭子能収さんの『ひとりぼっちを笑うな』とテーマが近くてどちらも「自由である」ことを大いに求めている。似ていると思って読んでいると、蛭子さんは楽しそうなのに対してphaさんはつらそう。お二人とも自分本位であることに微塵も疑いがなく清々しい。ただ、phaさんが独身で子どももいないのに対して、蛭子さんは妻子があってもなおその調子であるのがすさまじい。しかも奥さんへの愛情は語っていたがお子様に対して冷淡なのがすごい。phaさんは頭のよさが尋常でないので、オレなどでは計り知れない苦悩があるはずだ。

     本と雑談ラジオの課題本で枡野浩一さんにお借りした。

  • 特に勉強になったりする本ではないのだが、phaさんの本は肩の力が抜ける。なぜかと言うと、自分より「ダメ人間だなこの人は。」と感じて、自分が生存していて良いんだと肯定してくれる気がするから。

    シビアなこと、くだらないことまで分析してるなぁと思いつつ、でもこんな風に生きてる人もいるんだと、多様性を知れるので、人に優しくできる気がする。もちろん、自分と照らし合わせて被る部分もあって、本音が書かれている本だなぁと毎回思う。自己肯定感が低い人に読んでほしい本。

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著者プロフィール

一九七八年大阪府生まれ。作家。著書として『どこでもいいからどこかへ行きたい』『しないことリスト』『夜のこと』『人生の土台となる読書』など多数。大学生のときに京大短歌会に少しだけ参加。第5回笹井宏之賞では最終選考に残る。文学系ロックバンド、エリーツの一員としても活動。東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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