- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344039513
感想・レビュー・書評
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最高に良かった。
毒もあるけど笑いと涙、共感の嵐。
育児ブログを運営するHikariと、読者の亜希と茗子、三人の女性の物語。
閉塞感を感じながらワンオペ育児をする亜希は、大らかなHikariのブログに救われ崇拝している。
かたや責任感の強さが災いし、家でも職場でも身を粉にし働く茗子はHikariのブログに憎しみさえ感じている。
ブログの更新が途絶え、Hikariの身を案じた二人は光を探す旅に出る。
有り得ない偶然なんてどこかへ吹っ飛ぶ程、刺さる言葉が散りばめられていた。
光を求め突き進む彼女達の明るい笑顔が目に浮かぶ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好きな作家のひとり飛鳥井さんの新刊。メインの3人の置かれている環境や、心境は30代以上の女性なら感じるところも多いと思う。少しご都合主義かな~と思う展開もあるけど、じっくり読みたい作品だった。
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見つけたいのは、光
飛鳥井千砂さん
夫婦。
育児。
みんな、それぞれ、
生きていく。ことは、大変なこと。
押し潰させそうになったとき、
見つけたいのは、光。
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離婚して、働きながら2人の子供を育てている女性が、その日常を綴ったブログHikari's Room。週2回の更新がきっちりされていたのに、最近更新が滞っていることに不安と苛立ちを覚える亜希。子供のいない茗子もこのブログの読者だが、受け止め方は亜希とは違っている。この3人が出会い、語り合い、そして現在を変えていく。
ぼくは妊娠も出産もしたことがないので本当には女性の気持ちはわからないが、想像することはできる。それぞれの言い分もなるほどなとは思う。ただ、長すぎるし、偶然に頼りすぎで、小説としてはイマイチだった。