病院にかかるお金がありません! 最もかしこい医療費捻出の裏ワザ

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344040427

作品紹介・あらすじ

毎月12万9千円、払えますか――? 75歳を襲う「人生最大の災難」を乗り越えろ!人気病院長がこっそり明かす、医療費の節約術&金をかけない健康維持術!「もうお金がないので、退院させて!」医療現場では毎日のように、患者さんからこの言葉を聞くそうです。医療費の他に、食費、オムツ代・アメニティ代、ベッド代と、約13万円の出費が襲うからです。備えあれば憂いなし。本書では人気病院長が、入院のノウハウ、医療費の節約法、健康寿命を保つための最新情報をわかりやすく解説します。・2022年10月より入院自己負担増の衝撃・年金5万円でも入院治療が受けられる・最後の奥の手は「世帯分離」・マッチングの得意な医者を選べ・入院費を無駄にしない入院先の決め方・ローンで医療費を調達してはいけない・「ぱぴぷぺぽ」が言いにくくなったら要注意! 等…

感想・レビュー・書評

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  • お金がないときに病を患うことほど辛いものはない。
    死の恐怖に加え、金の恐怖にまで襲われるのだから、尚更だ。

    いま、急病で病院に運ばれて入院したものの、資金のメドが立たないため、やむを得ず自ら退院を決意する患者が後を絶たたないという。
    完全に回復しないうちに、短期間で退院するようなケースでは、一人暮らしだと突然死するリスクが一気に高まるのだとか。
    本書でいろいろ金策などの指南をしてくれているが、著者はとにかく受診をためらうなと繰り返し語る。
    病院に駆け込んできた患者を、金がないからと見捨てることは絶対にないのだから。

    大学病院であろうと市中病院であろうと、日本のすべての医療機関では、裏でスタッフが必死に役所と掛け合って、粘り強く交渉を続けている。
    医療行為とは別の隠れた仕事とも言えるが、周りが固唾を呑むほどの激しいやり取りが、知らない所で展開されている。
    役所も乏しい財政事情から”はい、そうですか”とはいかず、頑に抵抗してくる。
    埒があかない時は、院長自らサシでやり合うのだとか。
    このように最後は、医療扶助の獲得を医者に任せるしかないのだが、そうならないようにするにはどうすべきかが本書に記されている。

    年金5万円でも入院治療が受けられるようにするにはどうすべきか、いろいろ手を尽くしても扶助が受けられない場合の最終手段は何があるか、仕事付き介護住宅という画期的な先進事例などが紹介されているが、究極的には年金5万円でも病気が治せるかということと、自己負担2割での入院治療は相当に厳しいぞということ。

    とにかく75の声を聞いたら、名医探しと病院探し。
    都会より地方の名医を、そして健康診断や人間ドッグなどで二次医療設備の整った病院に顔をつなぎ、カルテをあらかじめ作っておくこと。
    マッチングの得意な医者や、人脈をフルに活かせる医者の当たりもつけておきたい。

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著者プロフィール

志賀貢(しが みつぐ)
北海道出身。医学博士。昭和大学医学部大学院博士課程卒。
臨床医として現在も診療のかたわら、著作活動を続ける。約50年におよぶ臨床医に基づいた著作が多く幅広く読まれている。『臨床医のないしょ話』(幻冬舎)『ポックリ往生の極意』『60歳からの幸せ臨終学』『私はどこで死んだらいいの?』(海竜社)などを刊行。

「2020年 『命を守る「飲む点滴」最強の免疫スープ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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