渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫 ふ 15-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409996

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  • 2011年8月19日、読了。

    飛ぶ鳥を落とす勢いで業績を伸ばし、今や知らない人はなかなか珍しい、サイバーエージェントの社長、藤田氏の自伝。

    幼少時代から起業、インターネットバブル発生から崩壊、上場、結婚まで、丁寧に、スピード感を持たせて書き上げている。

    来年から社会人一年目を迎える自分として、参考になるなぁと思ったことは2つ。

    1つ目…目標を達成させるために、形から入る。

    藤田氏は、将来事業を必ず拡大させるため、拡大させた時のために先手で、現在の事業の幅、従業員数には見合わない広さの事務所を借りている。また、取引をする際に、若干のハッタリをかましても、それを必ず実現させてきた。

    ゼロから結果を産み出さなければいけないベンチャー企業、仕事は与えられるものではなく掴み取るものと教育される社員の精神。自分が働く企業は所謂大企業であり、ベンチャーではなく仕事に対する価値観も違ってくるのかも知れないが、目標を達成すべく周囲にハッタリをかまして自己発奮の材料とする姿勢は、必ずや今後の人生に生きてくると感じた。

    2つ目は、毎週110時間働くと決めて、寝る間も惜しみ毎日働いたこと。創業当初は仕事などあまり無く、110時間も労働力を注ぎ込む対象など無い。しかし、そう決めた事で、余った時間は勉強に注ぎ込む事が出来、勉強した結果既存のビジネスの知識を深めることは勿論、様々な業種に手を出す事を容易とし、取引先や投資家をうならせることが出来た。

    決めた事を貫き通す姿勢は美しい。見習おう。

    ただ、インターネットバブルが弾けてからの藤田氏の苦悩が描かれ過ぎていて、若干しんどかった。確かにそれだけしんどかったのだろうし、読者に伝えたかったんだろうけど、スピード感が急になくなってくどい。

    とても勉強になった!☆4つ!

  • 読物としての魅力が十分にあり一気に読めた。仕事において、どんなに素晴らしいプランでも実績がない状態で受注を取るのは非常に困難だが、初めはハッタリでも努力と根性で補うことで結果が伴えばハッタリが真実になる例として勇気を与えてくれる良書。何事においても勢いと信念が重要な要素だと再認識。

  • 若くして 企業するって、こういうことなんだなあと思った。
    ときには、いい意味での怖いもの知らずな精神や度胸も必要。
    慎重すぎることが必ずしもいい結果に繋がるとは限らない。
    「日本人は成功者を褒めることが苦手だ」みたいなこと書いてあって、たしかに納得。

  • 59/120

  • 8

  • 全体を通して読みやすかった。
    最近の活躍は書かれていませんが、胸が熱くなる一冊でした。
    社長失格や、堀江さんの本を読んでいると、より面白く読めます。

  • 決断と行動の連続のスピード感が心地いい。

    あと一歩客観的に書いたものであれば間違いなく最高評価だった。

    努力と志で道を切り拓く姿はさすがだった。

  • サイバーエージェントの説明会でもらった本。
    藤田社長の経験してきた人生が壮絶すぎてマジで感動した。ベンチャーならではの苦労が分かる。

    そしてバリバリ働く意欲がわいてくる様なエネルギーをくれる本でもある。就活生の方々はぜひ。

  • 苦労と努力と信念が伝わり感銘を受ける一冊

  • 最近『ソーシャルネットワーク』という映画が流行っていて、自分も先日見てきました。
    やはり最近はこうしたベンチャーへの憧れが強いんだなという印象です。

    ベンチャー界では超有名な藤田社長については、名前は知ってるなくらいでした。そんなベンチャー界でのカリスマである藤田社長の生い立ちからネットバブルの崩壊、そこからの復活までを描いた作品。以前読んだタリーズコーヒージャパンの松田公太さんの本『すべては一杯のコーヒーから』と似ています。
    やはりこうしたベンチャー成功物語は面白い。自分も武田塾でベンチャー起業のスタート時を目の当たりにしてきただけに非常に親近感を覚えるし、やっぱ夢のあるこういう物語はいいなーと思います。
    個人的には著者のインテリジェンス時代の営業の話がとても興味深かった。自ら時間を決め誰よりも働こうとするその姿勢は、社会人になって果たして自分に出来るだろうか?何か成果を残すためには人一倍の努力を要するのだなということがこの下りから読み取れた。また、どっかの社長さんが解雇されたことに対し、キレたらゲームオーバーというのもわかる。
    こうした人たちにはつきものであるバッシングにも耐え、「21世紀を代表する会社」を作ろうとする藤田社長の今後に注目したい。

    個人的には映画『ソーシャルネットワーク』より面白いと思いました(笑)

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著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。サイバーエージェントを1998年に創業し、2000年に史上最年少社長(当時)として東証マザーズに上場。インターネット産業で高い成長を遂げる会社づくりを目指し、「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンにABEMA、インターネット広告、スマートフォンゲームなど革新的なビジネスを数多く手がける。『渋谷ではたらく社長の告白』『起業家』『藤田晋の成長論』など著書多数。

「2022年 『心を鍛える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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