悪夢の観覧車 (幻冬舎文庫 き 21-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 219
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411296

感想・レビュー・書評

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  • ドライブよりは、こちらの方が楽しめました。
    出てくるキャラ(主婦、誘拐犯、スリの達人)に、割と好感が持てたせいかもしれません。

  • 誘拐事件の舞台はまさかの観覧車。警察・マスコミ・野次馬が取り囲む状況で、犯人に勝算はあるのか。そして観覧車の乗客の運命は…?

    実在する大阪の地名や建物名が出てくるし、登場人物は個性的でかなり入り込みやすい。

    各乗客それぞれのドラマが、効果的な回想シーンによって際立ち、終盤に向け一気に物語が加速する。前に読んだ「悪夢のエレベーター」よりおもしろかった。

  • 悪夢シリーズ1番のお気に入り

  • 魅力的な登場人物がいっぱい♡
    ケータイが苦手な銀爺、可愛い
    なんだかほほえましくなったよ(๑ت๑)

    描写がとても好き
    ほどよいスピード感で
    いつのまにか話に
    ひきこまれてしまう+゚

    漫才みたいな会話に
    ついつい笑ってしまったり、
    予想も出来ないつながりに
    驚きと悲しみが隠せなかったり、
    想いの強さに
    涙してしまったり、
    喜怒哀楽がいーっぱい
    詰め込まれているお話✧

    ちょっぴり無理な展開かもなのに
    なぜだかするする読んじゃって
    話から抜け出せなくなってしまう
    そんなふしぎな魔法にかけられたみたい

    結末は、ほんとにとても切なくて
    でも、残るものは
    決して切なさだけじゃないはず。

  • これまでの悪夢シリーズ同様現実感はゼロで漫画みたいなかんじです。ただ読了後はいつも読んでよかったって思わせてくれます。大二郎のキャラについての感想も最初と最後では全然が違います。そう思わせてくれるところはさすがだなぁと思います。
    登場人物がうまくリンクし過ぎなところとか蛇足のような文章もあったけど5点に近い4点です。

  • 木下作品の中で断トツです。(2012/2時点)
    ハラハラドキドキ、最後まで目が離せません。

  • 悪夢のシリーズ。『悪夢のエレベーター』は自分で買って読んだけど、まぁシリーズ読破はしなくてもいいかなとか思っていたら、母親が買ってたのでこちらも読みました。
    台詞運びのテンポの良さとか、限られた舞台内でのやりとりだけでストーリーが進んでいくあたりなんかは演劇を思い起こさせるなぁと思っていたら、このひと、サスペンスコメディ劇団の脚本書いてる人なんですね。
    気軽に読めるのがいいかも。シリーズものとはいえ、独立しているというのもいい。

  • 観光客を突然襲った観覧車ジャック。
    犯人の要求は?動機は?
    極限状態のキャビン内で着々と進行する事件は、予想を超えた形で結末を迎える。
    人質となった乗客達の行動が、キャビンごとに章だてて描かれる。が、どの号車に誰が乗ってて…などとややこしくは無い。読み進めるうちに相関関係とともに自然と整理されていくため、読み易い。
    魅力的な人物が多数登場するが、中でも「朝子さん」は別格。
    読み終わる頃にはファンになっていること、請け合いです。

  • 悪夢シリーズの中でこれが一番好きかな。
    木下半太の小説は読みやすいし、一気に読みたくなるのでオススメです。

  • 読了。随所に笑いもあるのに、徐々に明らかになる本筋がシリアスすぎてギャップにハマる。
    読者を正にミスディレクションに誘う。

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著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系列)では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ 負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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