成功のコンセプト (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414006

作品紹介・あらすじ

「ビジネスで成功する鍵は、仕事を最大の遊びにできるかどうかだ」「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるだけだ」。わずか十年で流通総額一兆円の企業に急成長した楽天に、すべてのビジネスマンに必ず役立つ独自の哲学があった。たった二人の創業時から徹底して実践している"5つのコンセプト"を公開する驚嘆の「仕事のバイブル」。

感想・レビュー・書評

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  • 少しずつでもいいから毎日改善することの大切さを思い出させてくれた。学生時代にも一度読んだが、その時は経営者って凄いなという感想。社会人3年目を迎えた今読みなおすと学ぶことが多かった。早速明日からの営業に落とし込んでいきたいと思う。ビジネスマン、営業マンなら定期的に読み返したい本。

  • 「1日1%のわずかな改善であっても、1年続ければ元の37倍以上になるのだ。」

    「今日の自分が昨日の自分に勝つために、勇気を持って自分を疑ってみよう。」

    今日より明日、ずっと成長し続ける人でありたい!
    ただ毎日を過ごすのではなくて、明日はここをこうしようと思ってワクワクして生きていきたいな。

  • 私、半澤洋の事業でも役に立っている第3位のお気に入りの本です。
    この本からも多くの気づきを得ることができました。

    「今日の我は、昨日の我に勝つ」について書かれた部分があります。

    1日1%のわずかな改善をしていくことです。
    昨日より1%改善されたので、比べると1.01になります。
    それを1年間、365日繰り返していくのです。
    つまり1.01の365乗ということになります。
    1.01の365乗は37.8になるので1年前に比べると37.8倍良くなります。
    私は複数の事業を経営する上で、この「改善」の視点を非常に大切にしています。

    地域共創のグルメフェスイベントの「ふるさとグルメてらす」では改善を繰り返し毎度3万人規模のイベントとなりました。これは、昨対比で8.7倍の状況です。

    ・ふるさとグルメてらす
    https://furusato-gourmet-terrace.com/

    最初は日本酒が好きな人たちで集まったPON酒女子も、磐梯酒造様(福島県酒造)と共同開発したファッション日本酒「@Party(アットパーティー)」を2022年に販売することができました。

    ・PON酒女子(日本酒作り)
    https://ponshu-girls.com/

    その後、「ずんだをより多くの人に届けたい」という想いで集まった人たちで「ずんだ専門店」を開くことができたのも改善を繰り返した結果です。

    ・ずんだ専門店「ずんだらぼ」
    https://zunda-labo.com/

    昨年、新たに立ち上げた、人材事業の「キャリアスタンドアップ」では、一人でも多くの方のお役に立つために改善を繰り返している最中です。

    ・キャリアスタンドアップ
    https://career-stand-up.com/#1

    改善を繰り返すことの大切さは事業を通して学んでおります。
    これからも事業だけでなく、「昨日の自分より今日の自分の方が良い」と思えるように改善を繰り返していきます。

  • 三木谷さんがいつも言っている成功するためのベースとなる考え方。起業家精神を学ぶことができる

  • 楽天が短期間でここまで成長した理由がわかった。
    スピードスピードスピードを意識し、常に改善する。
    高い目標を達成し、やり遂げる。素晴らしいと感じた。
    またスマホが出る前からネット広告の拡大を予測するなど、先の時代を見越しており畏怖の念を抱いた。

  • とても論理的かつ理想的なビジネススキルがあり、社会人初めの一冊に最適。ビジネスに限らず、学校やプライベートでも意識すると気付きが増える。一方で、鵜呑みにするにはリスクあり

  • 今から15年前に書かれたとは思えないぐらい現在のIT化の様子を的確に予測し、そこで必要になってくることなどが書かれている。

  • P49 そもそも会議の目的は何なのか。会議の目的は説明することではなくて、決断することだ。事前に読んでおけば説明なんていらない、ということで、こういうシステムになったわけだが、その結果として膨大な時間が節約できている。
     時間の節約だけではない。このやり方を続けていると徐々にフォーマットがきまってくる。説明しなくてはならないポイント、ディスカッションしなくてはならないポイント、そして判断をしなくてはならないぽいんとは基本的にほとんど変わらない。この会議の方法になれるにつれて、各自がポイントを押させた資料を用意できるようになるから、効率はどんどん良くなる。

    p92 ぼくたちの目の前には、いつも上るべき山があった。それも、自分たちの能力では登り切るのが不可能に思える高い山が。
    リーダーの役割は、そういう山をいつも見つけることだと思う。「大丈夫だよ、俺たちなら登れる。」

  • 【読み方:精読~流し読み】 【周回数:4】 【収集メトリクス:理解】 【時間:10時間ほど】 【媒体:実物】 【メモ ■一部におすすめできる。R社に入りたい人の導入本か、目標の立て方を改善したい人、起業家、会社の文化を作る人 ■達成欲・目標指向の権化な方が書いたものなので、モチベーション・プラクティスとして利用可 ■プラクティスとしては冗長だが、解像度が高いのでなぜ実践する必要があるのかも理解できる。 ■出版されて10年以上経過しても変わらないコンセプトで良書 ■うまくいった例なので、例外があることに注意■これによって自身のマインドを変えて実践できるようになった人は間違いなく一流の道を歩むだろう。そのくらい人のポテンシャルを変える可能性のある本。一方で、達成欲・目標指向が他の資質に比べて相対的に低い人にはウケないと思う。著書に書いてある通り失うものもあるので。

  • ■読んだ日付: 2021/8/31

    ■読もうとおもった理由:
    ビズリーチ創業の経緯について描かれた「突き抜けるまで問い続けろ」を読み、三木谷氏に興味を持ったから。

    ■読んだ後に得たいと思ったこと:
    一つでも心に残る一文を見つける。

    ■目的は達成出来たかを4段階で(×,△,○,◎):◎

    ■心に残った箇所:
    ・「面白い仕事があるわけではない。仕事を面白くする人間がいるだけなのだ」
    ・「仮説にも良い仮説と、悪い仮説がある。どうすれば、良い仮説が立てられるか。僕はまず『そもそも論』を考えるべきだと思う。」
    ・「スピードが未来を決めるのだ。」


    ■感想:
    三木谷氏の著作は初めて読んだ。本書は三木谷氏が考える5つの成功のコンセプトについて語っているが、この中に目新しいものがあるかと言われればそうでは無いと思う。ただ、一つ決定的に違うことは体験があるかどうかだ。誰が言ったかもわからない成功のコンセプトより、日本を代表するような企業を作り上げた著者の経験に基づく、リアルな成功のコンセプトの方がやはり腹落ちしやすい。読みやすい一冊だったので、未読の人は一章だけ読むなどして合うか決めれば良いと思う。

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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