ビター・ブラッド (幻冬舎文庫 し 11-6)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1375
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415218

感想・レビュー・書評

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  • 雫井作品なのですが、王道(?)の警察コメディ?

    コメディラインに持っていきたいのか、ちょっと重たい警察小説に持っていきたいのかがぶれてる感じがしました。

    でも、これだけは言わせてもらう。
    ドラマよりは100倍面白い。

    前半は冗長ですが、後半から収束していくのがすごい。
    面白い。
    バチェラーもチェイサーも鍵山係長もそれぞれがそれぞれの事情で動いていました。
    もちろんジェントルもジュニアも。

    そして、貝塚もちゃんと物語の中で自分の論理で行動していた。

    面白かったです。

  • 読むの2年ぶりくらい。この前テレビドラマ見たけど面白くなかったなぁ。でも本は2回目でも面白かった。笑える。

  • 新人刑事の佐原夏輝がはじめての現場でコンビを組まされたのは、ベテラン刑事で、少年時代に別離した実の父親・島尾明村だった。ある日、捜査一課の係長が何者かに殺害された。捜査本部は内部の犯行を疑い、その矛先は明村にも向かう。夏輝は単独で事件の核心に迫ろうとするが…。幾重にも絡み合った因縁が読者を欺き続ける傑作長編ミステリー。

  • 流れは面白かったが、ありがちなストーリー

  • 話自体はけっこう面白かったんですがね……
    いかんせんオチがね…

    ドラマの影響力よろしくあんな感じだと思ってたらぜんぜん違いましたよ(´-`)

    ドラマを知らずに読むならいいのかも?

  • 小説が原作のドラマは原作読んでからってタイプなんですが、今回はドラマから入ってみたせいか…ドラマの方が好きすぎてなんとも。
    ただ、キャストは素晴らしかったなーって思います。余裕でそれぞれ当てはめて読み進められますし。

    あとは…夏輝くんの島尾さん呼ぶのが"お前"ってひどいなと。
    それはいくらなんでもないかなと。
    せめて"あんた"にしてほしかったという細かい言い分。笑
    島尾さん足つりすぎだし。

    そして鍵山課長!貝塚さんとおじいちゃん!
    いろんな意味でショックでした。
    相星も好きだったのになあ。
    ドラマはコミカルだったし原作も軽いっちゃ軽いんだけど…これから読まれる方はドラマと原作別ものと考えて読んだほうがいいかも。完全に別もの!

  • 小さい頃に別れた父親と同じ刑事になって、一緒に働く事になった夏輝。父親に対する反感もありながらも、刑事として事件の犯人追う。最後まで事件の全容が見えないので、ドキドキしながら楽しめた。

  • ドラマ化をきっかけの再読。
    ドラマのキャストを連想しながら読んでた(笑)

  • 事件と並行して父と息子の確執が克明に描かれるのかと思っていたら、そこまで深くはなかったですね。当の父親の変わり者ぶりには笑いました。切ない部分もあり、コミカルな部分もありの刑事モノ。話として重たくはないけれど情報屋のところは悲しかったです。

  •  贔屓の佐藤健がドラマで主演しているので原作を読んでみた。ありゃりゃ、ドラマは原作のキャラ設定だけパクって、ストーリーは全然別物じゃないの。ドラマはコミカルな作りだし、原作も筆致は軽妙だが、話は案外重くてタイトルどおりビターな展開。この原作のビターな大筋を、これからドラマに持ち込む気なんだろうか? それとも、全くの別物のまま突っ走るのか? とりあえず、主人公親子のキャラと役者のイメージは合っていると思うが。
     ドラマのことは脇に置いて、純粋に原作の感想を述べると……うーむ、警察ミステリとしては少々物足りないかな。「太陽にほえろ!」よろしく、ベタなニックネームで呼び合う刑事たちのキャラが面白くてよく描き分けられているけれど、肝心の筋書きはその刑事さんたちではなく、敵対する悪玉キャラたちでもなく、情報屋の暗躍もしくは活躍によってほとんど進められてしまっている印象。
     原作を離れて、これでもか!とばかりにジュニアとジェントルの見せ場を作っているドラマは、警察ミステリの見せ方としては正解だと思う。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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