- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344417953
感想・レビュー・書評
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BOOK・OFFで100円だったので迷わずget。
さらっと数時間で読める医療モノです。
ずっとグレーな雰囲気満載で、すっきりしないままでしたが、どんな世界もそんなものかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
代理母出産や、妊婦の死の後処理や、恋人の不審な動きや、脅しの方法など、途中までツッコミどころ満載で
「そんなアホな」
と何度も突っ込みながら読んだ。
まあまあ面白かったけど、発想が幼稚。 -
代理出産の話。それぞれの大事なものを守るために嘘をつき合い、騙し合う…利己的な人間だらけでうんざりするがそれぞれにはやはり嘘をつくだけの大義名分がある…誰が正しくて誰が間違ってるとスパッと言えないところに人間界の難しさを感じる…。
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ドラマ見てたなぁと思いながら読みました。
出てくる人みんな自分勝手というか。一部分だけ取り出してみれば正義でも、それは本当に正義と言えるのか?!人のためとか言いながら、それは自分のためかもしれない…。
サクサクと読めたけど、後半は説明っぽい記述が多くてクドく感じてしまった。 -
ひとりの若い医者の将来をダメにしてしまったものはなんだったのだろうか?それぞれの人間にある利己的な考え。それが交差した時、予想もしていない事態が起きる。人間の怖さと哀れさが描かれている。
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軽めの医療ミステリーだけど、海堂尊ほど深くなく、浅めの軽めのミステリー。
まぁ、結論気になるような気もするけど、気にならない気もする。そんな展開です。
半分くらいで、結論教えてくれたらそれでもういいかな。くらいの気持ちで読み進めた一冊。笑
なんかもう少しそれぞれの登場人物に感情移入できたらなぁ。と、思うけどまぁそれ以上深入りしたところで面白くなるのかなぁ。と、いう気もするから、これはこれ以上どうにもならなかったな、という構成的なことで限界を感じるような一冊でした。
子供が授からない親の苦悩みたいのと、姉妹間の葛藤がもう少し深く欲しかったかなぁー?と、思うくらいです。 -
登場人物全てがそれぞれの立場で狂気じみている。読んでいくうちに、それは誰しもが抱えているものであることに気づいた。良心と保身の間に誰もが揺れ、護るべきもののために嘘を嘘で塗り固め後戻りできなくなる。そんな人間の部分をありありと見せつけられた。
作品として後味がいいとは言えないが、この終わり方は好き。 -
「単なる代理出産じゃないんだろうなぁ」
と思いつつ読み進めると、登場人物の欲や保身などによって複雑な様相であることが明らかとなる。
その結果、誰一人として救われない。
主人公である司馬の思想と言動のブレが酷い。
正義漢でもなく、悪人でもなく、偽善者でもなく...。
この設定は中途半端感が否めない。
これは登場人物の全員にも言えることで、ちょっと飛び抜けた人が居たら、さらに面白くなったような気もする。