烙印 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 181
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419216

感想・レビュー・書評

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  • 過去と現在を繋ぐ400年受け継がれた謎の石
    東京で起こった殺人事件
    容疑者には物証も動機も見当たらず難航する捜査
    しかし、400年前の名もなき恋と神のいたずらが、現代に悲劇を生んだ
    刑事の感が解き明かすミッシングリンクとラストに明かされる意外な真実
    他の警察物とは違う動機を丹念に追うミステリー

  • 400年前の恋物語が現代で起こった事件と結びついている、話の展開は好きだなと思った。しかも400年前の御宿のスペイン船の座礁は史実に基づいていたものであるのも良かった。

    ただ、刑事の勘と経験則から犯人にたどり着くまでの展開の中で「~はありえない」「~に違いない」「~に決まっている」と言った表現が出てくるのが苦手だなと感じた。
    最後犯人の自白がちょっと、あっさりしすぎてるかなと違和感を覚えた。
    また、400年前の恋物語との因果関係に読者は気づけるが、犯人や刑事さん達はたどり着かないままだったのには「え?、なぜ…」と声が出てしまった。気づいたからなんだって話だけど、少し残念だった。

  • 読めなかった。残念だが、合わなかった。

  • 本読み友達のおススメで、初読みの作家さん。

    東京の公園で発見された男の死体。
    その数日前に被害者の地元で発掘された白骨体。
    発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体だが、事件の関連性を疑う刑事、戸田は遺留品から一人の男に辿り着く。

    勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描く。

    いきなり400年前の話から始まって、現代とその時代が交互に出てくるので、いったいどうなることやら?と思っていたけど、なるほどー。

    からくりは途中で予想できちゃったけど、いやー、なかなかおもしろかったし、読み応えありました!

    あとで考えると、すっごく回りくどいような気もしたけど、こんなこともあるのねー、とwww

  • 東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体。事件の関連性を疑う戸田は、遺留品から一人の男に辿り着く。勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描いた傑作ミステリ

  • 面白かった。1609年のスペイン船の遭難事故を間に挟み、兵庫県での白骨死体の発見と東京での男の死体発見がうまくまとまっていく。

  • 地元の地名が出ていたので購入。そこそこ。

  • 長編ミステリーです。
    歴史的なことが含まれており、400年前と現代の繋がりが
    おもしろかったです。

    個人的に犯人のこと、私は好きです。
    ミズキの恋が結ばれればよかったな・・・

  • 東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺 体。事件の関連性を疑う戸田は、遺留品から一人の男に辿り着く。勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描いた傑作ミステリ。

  • 400年前の出来事がうまく繋がっていて、おもしろい。
    事件自体は普通だったけど…

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著者プロフィール

一九四六年千葉県生まれ。初めて執筆した小説『氷の華』は二〇〇六年自費出版からスタートした後、文庫化され三十五万部を超えるベストセラーとなる。ドラマ化もされ、六十歳の大型新人として注目を浴びた。その他の著書に、『目線』『烙印』『彷徨い人』『午後二時の証言者たち』がある。

「2022年 『容疑者は何も知らない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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