獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420021

作品紹介・あらすじ

違法すれすれの手法でライバルを蹴散らし、本社経営陣に上り詰めた逢坂は「帝王」の名を恣にする。最後の勝負の相手は、メガバンクの常務執行役員におさまった桧垣力。だがその矢先、思わぬ病魔と「司令官」たちの離反が逢坂を襲う-。日本の「失われた二〇年」の時代に、苛烈なマネーゲームに血道を上げた男の衝撃の末路とは。

感想・レビュー・書評

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  • 正誤は別にして
    一本筋の通った生き方は
    それはそれでかっこいいもんだ。

  • 伏線はあったが、終わり方が呆気なかったw
    生馬の目を抜くような働き方、非常に刺激受けました。

  • 数年ぶりに再読。

    『トップレフト』の龍花丈を5倍ぐらい濃くした感じの逢坂が主人公。アメリカ人よりアメリカ人らしく、ディールを追いかける主人公の生き方は、好きな人が見れば痛快だろうし、そうでなければ眉を顰めるだろう。
    随所に現れるアメリカ人の自己中心的な見方が実感としても伝わってきた。

    終わらせ方がやや強引だったのは、そうでもしないと逢坂という獅子の魂を封じ込められなかったのだろう。

  • 上に感想を記載

  • 仕事への姿勢はとても勉強になった。オーバーウェルムしなければ。

  • 後半も面白く読み進めたが、ラストがあっけなかった。またこの作家の本を読もうと思う。

  • 勝つことにこだわり続けた男の生き様。相変わらずのディテールで引き込まれる。

  • エネルギーすごい。

  • 「下」に入ってからの失速感が激しかった。

  • 上巻に引き続き、投資銀行業務の内実に迫った内容で読んでいて飽きることがなかった。
    手を出していたゴルフ場投資における他ファンドとの覇権争いや、TOBの際の双方の陣営の応酬には非常に引き込まれた。

    まぁ小説の結末としては、最後に主人公があっけなく殺されて終わりというのは今一つだったけれど。


    ・備忘情報
    逢坂丹→持田昌典
    檜垣力→後藤高志
    エイブラハム・ブラザーズ→ゴールドマン・サックス
    メープルウッド→リップルウッド
    帝都鉄道→西武鉄道

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著者プロフィール

黒木 亮:1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。著書に『巨大投資銀行』『エネルギー』『鉄のあけぼの』『法服の王国』『冬の喝采』『貸し込み』『カラ売り屋』など。英国在住。

「2021年 『カラ売り屋vs仮想通貨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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