グッド・コマーシャル (幻冬舎よしもと文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 150
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420199

作品紹介・あらすじ

ゴーストライターの芥川は借金に苦しみ、人質たてこもり事件を企てる。一軒家で女を人質にとったはいいが、女は異常なほど従順で命を差し出してくる始末。これでは人質事件が成立しない。そこに自分勝手な交渉人が現れ、芥川のもくろみは片っ端から打ち崩される。事件は前代未聞の泥沼に!不幸とピンチを意外な形で吹き飛ばす青春サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 前からいつかは読みたいとは思ってたんですが、店頭には扱いがなく、わざわざ取り寄せまではなんて思ってたら、この度近場にできた本屋さん訪問時に発見し購入。
    読んでみると読み易く物語の設定がいい意味でコントみたいで楽しく読めました。
    勇者ヨシヒコとかの福田監督とムロツヨシのコンビで映画化したら面白そう。

  • 全てが秀逸だった。
    いそうでいない、それぞれちょっとダメなところのあるキャラクター、3人寄れば文殊の知恵、な3人の組み合わせの妙。
    伏瀬が回収されていくエピソードの面白さ。
    何より、3人それぞれの目線で順々に語られていく視点の落差と展開の楽しさ。
    ものすごく引き込まれ、一気に読んでしまいました。

    個人的には、3人の名前、あだ名が興味深かった。

    話の流れの波に乗るかのようにハマるので、スキマ時間ではなく、しっかり腰を据えて読むのがオススメ。

  • 西野さんから直接いただいた思い出深い一冊。

    ほんとに好きな話。
    面白い。一気読みした

  • 一気読みしました!借金に苦しむ主人公・芥川が一軒家で女を人質にとり立てこもり事件を起こすものの、女は「ぜひ私を殺してください」と言ってくる。交渉人もちょっとおかしな人で、普通の(普通の?)立てこもり事件とはちょっと違う構図に。後半の展開はまさに怒涛!

  • 犯人、人質、警察官の視点から、
    繰り広げられるストーリー

    人質たてこもり事件かと思いきや、
    人質は自殺願望あり!?

    全員が上手く役割を果たさないという、
    はてなが舞い続ける小説でした。

    その予測不能がとても面白かったです。

  • 最高に面白かった!
    登場人物の特徴や心の機微が詳細に且つ軽快に描写されていて、感情移入しやすい。それでいてユーモアたっぷりで、ハラハラしながらも笑える!
    オチも奇想天外で、予想を超えてくる。

  • 一気に読める。最初の方は犯人と人質のすれ違いがめちゃ面白くて、交渉人が入ってさらにカオスになって、かと思いきや3人が力を合わせて自分たちで自分たちの事件を解決しようとするところは感動的で、感情が忙しくて素敵な小説だった。3人それぞれが奇跡的に夢を叶えていくけどそこまでの伏線の散りばめ方がうまい!作品を作るということへの想いや人生観にも共感できるところがいっぱいあって、面白さと考えられるところのバランスが取れてて好き。216ページ、ローランドの素敵な勘違いがス夢を実現させるのに必要って言ってたのと全くおんなじだー!

  • 面白かったぞ。さすが芸人さん、言葉の選択やテンポが良い。何の気なしにサクサク読める。ここがそこに繋がるのかーと感心しながら楽しめた一冊。

  • 芸人さんらしいドタバタコメディかな。
    シリアスな又吉作品とは違ってどちらかといえば
    正調のエンターテイメント作品。

    語り部が普通よりややノリ気味の印象。
    これは作者の来歴やイメージからそう思うのかもしれない。スッキリした作品なので気がついたら読み終えることができると思います。

  • 西野作品なので読んでみた

    まあまあおもしろい、芸人なのによく書けるなとは思うが
    やはりその他大勢の作家よりは技術的に見劣るなと感じた

    メッセージはシンプルで「この世に無駄な人間などいない」というものでクスッと笑えるものや共感出来る表現が諸所出てくるのが良かった

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著者プロフィール

1980年生まれ。芸人・絵本作家。99年、梶原雄太と「キングコング」を結成。人気絶頂の2005年に「テレビ出演をメインにした活動」から軸足を抜くことを決意。09年に『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビューを果たす。16年に発表した絵本『えんとつ町のプペル』は累計発行部数50万部超のベストセラーに。20年12月公開予定の映画『えんとつ町のプペル』では原作・脚本・制作総指揮を務める。現在、有料オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を主宰。会員数は7万人を突破、国内最大となっている。

「2020年 『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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