居酒屋お夏 五 縁むすび (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 93
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424876

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  • 縁むすび ー 居酒屋お夏シリーズの5作目。

    2016.06発行。 文字の大きさは、中。
    天ぷら、父子の宴、縁むすび、お仏飯の短編4話。

    4話目のお仏飯は、香具師の千住の市蔵が、小頭・屋代の勘吉に高輪を攻めさせる為に、こたび刺客として剣客・浦松哲之助たちを送り込み高輪一帯を仕切る五郎蔵を襲わせるが。お夏たちの加勢で五郎蔵への襲撃は失敗する。
    市蔵は、五郎蔵に加勢したお夏たちに疑問を持つ。

    今後、市蔵と五郎蔵の対決は、そして、お夏の素性が市蔵に解るのか…
    次作は、どのような展開になるのか楽しみです。

  • ・美味い物を食べると人は黙る。(p.19)
    ・無理にでも別れにゃあならない男は、女房に内緒で借金を繰り返す男と、やたら女房に手を上げる男だ。(p.75)
    ・お前のような情に厚い者がいてこそ世間は成り立つってもんだ。役人なんてものは、付け足しさ。(p.318)

  • お夏さんが格好いいのは最初からだけど、周りを固める男連中がどんどん味わいを深めていく。

  • 2021.02.27

  • お夏は同心の茂十郎と心通わせることになるのか?

  • 居酒屋お夏5巻。
    過去登場メンバーのその後もあって嬉しい1冊。
    シリーズ久しぶりの人や、途中からの人にもさりげなく配慮してあるところは優しい。
    家族のつながりにほっこりする巻。

    収録作品:天ぷら 父子の宴 縁むすび お仏飯

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    母の仇を討ったことにより、闇の勢力との激闘に巻きこまれたお夏。だが彼女は、居酒屋の女将としての穏やかな日常を守ろうとしていた。そんなある日、お夏は婀娜な女に呼び止められ、殺しを依頼される。馬鹿な願いと一蹴したお夏だが、その女が続けて口にした名前に胸騒ぎを覚え…。願えば願うほど安息の日々は遠ざかるのか?波乱の第五弾。

    平成29年7月16日~19日

  • 全作品を読了中の岡本さとるさんです。「居酒屋お夏(五)縁むすび」、2016.6発行。天ぷら、父子の宴、縁むすび、お仏飯の4話。表題になっている「縁むすび」が秀逸でした。あとの3話、今回は少し物足りない気がしました。お夏の「人ってのは、一人でいる時の顔に幸せか不幸せかが出る」、そうかもしれないなと思いました。

  • 2016.9.29

  • 201606/安定のシリーズ。清次を始め、龍五郎、礼三郎親子、五郎蔵といった男性陣の味があるキャラがいい。タイトル作の「縁むすび」寛助の思いが切ない。

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著者プロフィール

一九六一年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九十周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本を手がける。二〇一〇年、『取次屋栄三』で小説家デビュー。他に「若鷹武芸帖」「八丁堀強妻物語」「仕立屋お竜」などのシリーズがある。

「2023年 『明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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