居酒屋お夏 七 朝の蜆 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426191

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  • 朝の蜆 ー 居酒屋お夏シリーズの7作目。

    2017.06発行。 文字の大きさは、中。
    ひじきの煮たやつ、朝の蜆、さしむかい、にぎり箸の短編4話。

    朝の蜆は、いい。本条兵太夫と菊太郎の主従は、お互い信頼し、思いやり助け合って行く様がとても良い。
    さしむかいは、何故か、どこかで読んだような話しだ。
    にぎり箸は、娘可愛さに自分を見失った親分は哀れだ。

    次回は、お夏たちと千住の市蔵が対決するか……

  • 2020年7月12日、読み始め。
    最近の読書は、途中まで読んだ本が積み重なっていく状況。
    この作品は、シリーズもので、1,2,3,4巻を読んできたが、5,6巻が図書館に見当たらなかったので、そこは飛ばして、7巻を読んでいる。

    237頁まで読んで、図書館に返す。


    ●人物メモ

    ・長右衛門(ちょうえもん)---お夏の父。
    ・お豊(おとよ)---お夏の母。
    ・鶴吉(つるきち)---廻り髪結。
    ・八兵衛(はちべい)---船宿「伊勢や」の船頭。
    ・河瀬庄兵衛(かわせしょうべえ)---目黒不動前に庵を構え、絵師として暮らす。

    ・お春---目黒不動門前の仏具屋「真光堂」の後家。
    ・徳之助(とくのすけ)---お春の息子。

  • 「新幹線殺傷〜」の本を読みながら、精神バランスを取るために読んだ。やっぱりこの世界いいなぁ。おかげでテンション下がらずにすんだ。
    ひじきの煮たやつも、朝の蜆の味噌汁も大好物。

    新幹線のあとは「不倫と正義」と並走したけど、お夏はこの対談をどう斬るのかな、と思ったりした。
    ---
    ・こんな時は"留女(とめおんな)"が登場するのが何よりだ。(p.26)
    ・お夏はぶつぶつとぼやくことで、夫婦者が言い争いながら旅路を行く風情を見事に醸していた。(p.259)

  • ひじきの話が良かった。
    思わず買い物に行った時に生ひじきを買って、夜に煮ていただきました。清次さんの味には及びませんが、それなりに上手くできたかな。

  • 2021.06.29

  • 新しい剣客登場か?

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    お夏が再会したその男は、親に捨てられ泥棒稼業に身をやつした過去の持ち主だった。一時期はまっとうな道を歩もうとした彼だが、世間の風は容赦ない。「生まれてこなければよかった」。捨て鉢な気持ちで喧嘩を起こした彼を救ったある浪人。その恩人が窮地に陥った時、男は一度だけ泥棒に戻る決意を固めるのだが…。心に優しい風が吹く第七弾。

    平成30年6月26日~29日

  • 収録作品:ひじきの煮たやつ 朝の蜆 さしむかい にぎり箸

  • はずれがない岡本さとるさんの作品。いつも期待を込めて読みます。今回、期待が大きすぎたとはいえ、「いまいち」でした。めずらしいです。テーマがいまいち、登場する男がいまいち、そして後味がわるかったです。居酒屋お夏シリーズ№7「朝の蜆」、2017.6発行、ひじきの煮たやつ、朝の蜆、さしむかい、にぎり箸 の4話です。

  • 201706/惰性感が。なんとなく一見「人情いい話」風味だけど、う~んな展開や思考もあって、その辺はやっぱり男性作者ゆえか。

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著者プロフィール

一九六一年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九十周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本を手がける。二〇一〇年、『取次屋栄三』で小説家デビュー。他に「若鷹武芸帖」「八丁堀強妻物語」「仕立屋お竜」などのシリーズがある。

「2023年 『明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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