京大芸人式日本史 (幻冬舎よしもと文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344427396

感想・レビュー・書評

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  • 小学校高学年や中学一年生に、オススメしたい日本史の本。タイムマシーンで昔の偉人に会いにいくコメディタッチで、子どもも読みやすいと思う。
    日本史の一連の流れがわかりやすく書かれており、授業で学ぶ前に流れを掴めば、記憶しやすそう。自分が学生時代に戻れるなら、ぜひ読みたかった。
    巻末の「宇治原チョイス語句」が参考になった。

  • 歴史をざっと大まかに面白く書かれている。

    単に暗記として歴史を見ると全く面白くないもの。
    前後のつながりを知ると、人々の思考、愚かさ、歴史が繰り返されつつも、少し発展していたりとさまざまな気付きがある。

    大きな流れを知って、一番興味のあるところから広げていく。
    とても興味のある1点を知って、そこから広げていく。
    点、点を知って線にする。
    そうやって、歴史にはいろんなアプローチがあると思う。

    でも、学校では最初から順番に勉強する。

    学生の頃は暗記ものとして歴史に対峙していた。
    大まかな流れを把握した後、細々したものを暗記していた。
    当時は最初の頃の縄文時代とかが覚えやすく、なぜか、授業もこのへんノロノロ時間をかけ、明治あたりから授業時間が足りなくなってきたのかさらっと進んで、はいおしまいという感じだった。

    そのせいか、現代に近いこともあり、面白みがなくなったのか、後半になる程つまらないイメージだった。

    ところが、大人になると、目線が変わるためか、縄文時代とかつまらなくて、戦国時代から現代に向かう時代の方が注目するようになった。

    大人になって思うことは、今の方が勉強に向き合うと面白いことが多くなる。
    学生時代は時間がなくてひたすら暗記で乗り越えてきた。理解が不足していても暗記で補っていた。
    大人になると暗記力はかなり低下しているが、理解力は上がっており、どの教科においても、「なるほど!」とスッキリ感と喜びが生まれる。

    中学生の子供に教えながら、体感していることである。

    理解力のある大人脳に学生時代の暗記力が加われば、誰でも当時の高校、大学以上の偏差値の学校に入れただろうね。もちろん、勉強への集中とやる気が重要だが。

    どの勉強でも脳内でこの本のようにおもしろ、おかしくストーリーにして勉強すれば、その場面を思い出して記憶しやすいかもしれない。

    私が一番笑ったのは、
    「今日は問題が止まって見えるぜ!」だったけどね笑

  • 日本史を通史で学ぼうとすると時間かかると思いますので、この本から読むことをお勧めします。
    現在日本史を教えることを生業としてますが、読みやすくかなり流れを理解できる気はします。用語一つひとつというわけではないですが、ストーリー性もあり、人物の心情もそれとなく理解できて好きでした。
    こういうリラックスして読める本は良いなぁ。

  • さすが芸人さんなので、文章がおもしろいです。でもこれ読んで日本史のテスト受けたら、やっぱりわたしはら0点だと思う。笑 興味が湧くきっかけにはなるとおもう。

  • 菅氏のように、時々センター試験の(色々な教科の)問題を解いてみることがある。

    日本史を勉強し直したいとずーっと思っていて、子供達が使った教科書や資料や自分で買った本などをずーっと取っておいて、いつまでもずーっと勉強していない私に、本書は丁度良い感じで面白かった。

    歴史上の重要人物がみんな関西弁でぼやいている部分が一番面白くてスルスルと頭に入ってきた。

    クイズ形式で日清戦争と日露戦争をまとめた部分は、何十回も「司会者きどりの大隈さん」というフレーズが出てくることがつまらなくて飽きてしまい、他のことが頭に入らなかった。

    宇治原氏とおじいちゃんの対面場面も要らないと思った。

    「土地は誰のものですか?」の章でのまとめは良かった。

    中高生が歴史を学ぶ前にこれを1冊読んでおくと良いかもしれない。
    そして一通り学んだ後や、随分と長い年月が経ってしまったが私のような状態の人が読むのにも良いと思う。

  • 歴史上の人物を身近に感じられ、流れも分かりやすかった。今まで興味持てなかったが、より知りたいと思えた。

  • 面白かった

  • 宇治原くんの「物語のように教科書を読めばいい」を実践してくれていると期待して手に取ってみたのだが、実際にはタイムマシンに乗って各時代ピンポイントに訪ねるだけの設定だったので、まずそこでちょっと違ったかな…と後悔。
    でも、日本史苦手おばさんにはむしろそのほうがとっつきやすいのではと思って気を取り直して読み進めてみたのだけど、まあわかりやすいとは思いましたが、今度は笑いのほうでいまいちかな…と。文字で読ませるから面白くないのかもしれない、実際に漫才でやってもらえたら面白いのかもしれないのですが。
    ただ、この本が自分が中高生の頃にあったらよかったのになとは思います。楽しく勉強できるようになるツールが、文庫で手に入れられるというのはよいことだと思います。

  • 日本史の捉え方のきっかけとして読むとおもしろいんじゃないかな。「土地は誰のものですか?」の章のように、また、なんでその事柄が起こったかの背景と登場人物の思いを考えて勉強するといいねんで〜、くらいのアドバイス的な本!?

  • 210.1-S
    文庫(文学以外)

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著者プロフィール

一九七六年十月二十九日、大阪府高石市生まれ。大阪府立大学(現大阪公立大学)経済学部進学。九六年八月、高校時代の友人である宇治原史規(京都大学法学部卒業)と「ロザン」(吉本興業所属)を結成。『京大芸人』『京大少年』『京大芸人式日本史』『京大芸人式 身の丈にあった勉強法』など「京大芸人」シリーズは累計35万部の大ヒット。最新刊は『京大中年』。デビュー当時から舞台やテレビで活躍し、さらにYouTube、講演など、活躍の場を広げている。

「2023年 『京大少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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