読書という荒野 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 249
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344429628

作品紹介・あらすじ

人は、自分の「言葉」を獲得することで、初
めて自分の人生を生きられるーー。見城徹は
いかにして道を切り拓いてきたのか? 正確
な言葉がなければ、深い思考はできない。深
い思考がなければ、人生は動かない。読書を
して自己検証する。自己否定する。自己嫌悪
との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。出版
界の革命児が突き付ける、究極の読書論。

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ熱い本でした。
    言葉を通じて人生を獲得するという、「冬幻舎代表」である著者の哲学が詰まっています。
    本が好きな人は、ぜひぜひ、読んでみてください。

  • 面白い、引き込まれる文章。熱量というか、ほとばしる情念すら感じる。
    編集者として、圧倒的努力を通じた筆者の読書論と思考、言葉。
    自身が編集を担当した作家に関する選書としても参考にしたい。

  • 文庫版じゃない方を持ってはいたが、表紙に釣られて文庫版も買ってしまった。。。
    でもお陰で2回目を読む事になりました。何回読んでも熱中して読んでしまう。

  • 熱い!久しぶりに活力をもらうような作品だった。「自己検証する。自己否定する。それを、繰り返し、繰り返し、自己嫌悪との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。その言葉で、思考して、思考して、思考し切る。その格闘の末に、最後の最後、自己肯定して救いのない世界から立ち上がる。認識者から実践者になる。暗闇の中でジャンプする。人生を切り開く。読書はそのための最も有効な武器だ。」「重要なのは、『何が書かれているか』ではなく、『自分がどう感じるか』なのである。」

  • 大切なのは「何が書かれているか」ではなく「自分がどう感じるか」。

  • 稀代の編集者、見城さんの、読書のススメとオススメ本紹介です。
    ただ中身は迫力あるスリリングな言葉の応酬!
    見城さんの携わった作品の持つエネルギーそのものでした。

  • 見城徹という編集者、一人の男について、そして如何に彼が読書を愛しているかが分かる一冊。熱量やこだわりには学ぶ事も多く、本好きとしては、読んでいて共感する部分が多いから楽しい。何より、言葉を大事にする著者。そして、その言葉は読書によって磨かれ、それを使いこなす事で人生を切り開いたのだという、生き様が語られる。唯一。表紙のボクサー姿は頂けない。言葉同様に、装丁も中身を語るのだ。

  • 自分を見つめ直すために読書をし続ける。
    成功者は読書家が多いと言われているが、成功者が成功者であり続ける所以を理解できた感じがした。

    また今までの自分の読書は日常生活にどう活かすかを念頭に、メモを取りながらと構えてた部分があったが、著者のいう読書とは別世界を感じるためのもので、自分がどう感じるかが重要という言葉に、一見実用的でない本こそ読む必要があるように感じた!

  • かなり思想強いが、見城さんの魂を削って綴られた実体験に基づく読書論だ。
    読書という荒野とは、まさにな、タイトルなもので、本来的には読書とは、自己を変革するためのものとして活用するものであり、その自己変革の過程は、自身の魂を削りながら行われる、苦痛を伴う行程であるがゆえに、荒野という表現はしっくりくるなと。

    自分自身に転じて考えると、自身の読書は、表面的なものになっていないか。読書を通じて、自分はここまで深く考えられているのだろうか。など、見城さんの読書を通しての実践から、読書の本質的なあり方を思想強めな観点から学べたので、非常に参考になった。

    定期的に読み返して、自身の教訓としていきたい。

  • 人は、自分の「言葉」を獲得することで、初めて自分の人生を生きられる

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著者プロフィール

幻冬舎代表取締役社長。1950年12月29日静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。 静岡県立清水南高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部に進学。大学卒業後、廣済堂出版に入社。初めて自身で企画した『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラーに。75年、角川書店に入社。「野性時代」副編集長を経て、「月刊カドカワ」編集長に就任、部数を30 倍に伸ばす。5本の直木賞作品を始め数々のヒット作を生み出し、41歳にして取締役編集部長に。 93年、角川書店を退社し、幻冬舎を設立。五木寛之『大河の一滴』、石原慎太郎『弟』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、村上龍『13歳のハローワーク』、劇団ひとり『陰日向に咲く』、長谷部誠『心を整える。』、渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』など26年間で25冊ものミリオンセラーを世に送り出す。著書に『編集者という病い』、『異端者の快楽』、『たった一人の熱狂』、藤田晋との共著に『憂鬱でなければ、仕事じゃない』『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』、松浦勝人との共著に『危険な二人』、林真理子との共著に『過剰な二人』などがある。

「2020年 『読書という荒野』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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