- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344431843
感想・レビュー・書評
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最後まで先の読めない展開が続き気がついたらあっという間に一気読みしていました。なかなかグロテスクな描写も多いですが、それ以上にもっと残酷な人間の"悪"がまざまざと描かれていました。
ホモソーシャルという概念を題材に扱っており、個人的に長年感じてきた男性の理解できない面、苦手で嫌いなあの感じが、これによって少し謎が解けたような気がしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サークル仲間の三人が何者かに監禁される。犯人は彼らの友情を試すかのような指令を次々と下す。お互いの家族構成を話せ、爪を剥がせ、目を潰せ。要求は次第にエスカレートし、リーダー格の航平、金持ちでイケメンの匠、お調子者の渉太の関係性に変化が起きる。さらに葬ったはずの罪が暴かれていき…。殺るか殺られるかのデスゲームが今始まる。
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痛々しい描写が続いて読むのがしんどかった。
こういった事が行われる根幹は著者によくあるパターン。
登場人物では無く、この本を手に取った自分が残酷依存症になっていたのだと思い知らされた。
今回でお腹いっぱいになったので暫く依存症からは脱却できそうです。 -
弱っている時に読むとキツイ…
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作品中の『正義はどっちだよ』、『社会の敵と犯罪者は違うからな』。頭では分かっていても、最後のオチに納得してしまった。ページを捲る指が止まらず布団にまで持ち込んで読了。面白かった。3.4
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なるほど、こういう続き方をするわけか。
被害者ではなく、被害者家族ならここまでできるかもしれないと思った。
自分の仇では、なかなかここまで思い浮かべられないけど、自分の大切な人を想像も絶する方法で傷つけられたら、それを客観的に追体験する分、できてしまうのかも。
こんな人、本当にいるの?と思いながら読んだら、途中実際あったスーパフリーって言うのが出てきて、あー、あるんだ…よね…と。