今日のおやつは何にしよう (幻冬舎文庫 ま 10-25)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344432727

作品紹介・あらすじ

買ったばかりのレモン色のエプロンをつけて自宅で踊ってみたり、文房具屋さんでたまたま見かけた紙粘土でペン立てを作ったり。バターたっぷりのトーストにハマって喫茶店に通い、クリスマスケーキの代わりにとらやのお汁粉を食べる。なんてことのない一日。でも、できればハッピーエンド寄りの一日に。かけがえのない日々を綴ったエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • なんてことのない一日だけど伝わってくるのはなぜなんだろう。
    飾らないでありのままなのが良いのかも。
    寝る前に読むエッセイに心地よい感じ。
    疲れていてもホッとさせてくれる優しい感じ。
    やっぱり益田ミリさん、癒してくれる。

    美味しそうなスイーツの写真からスタート。
    今の季節なら苺大福かなぁ。
    ミリさんと同じく、ときどき無性に食べたくなるドーナツ。
    おはぎもいいな。


    気になったエッセイを3つ。

    レモン色のエプロンをつけて、踊る?踊るよな?絶対踊りたくなるよな。大丈夫、大丈夫、私だって踊ると思うよ。
    だってレモン色じゃん。踊るよ、そりゃ。
    あぁ、私もレモン色のエプロン欲しくなったよー。

    自分のクリスマスプレゼントにムーミンマグカップを買ったミリさん。
    新しいものを買うときにはどれかを処分せねばという思い。
    捨てるものがない→冷蔵庫のマヨネーズ立てとケチャップ立てにすることに。
    なんと良いアイデア。このアイデア貰っちゃおう。

    おしゃれな人の飲み物とは…これも真似したくなりそうで、いや面倒で諦めるかな。
    市販のものを買うかな。


  • モロヘイヤチヂミが、めちゃくちゃ美味しいらしい。是非作ろう。

  • あっという間に読み終わってしまった!
    益田ミリさん大好きです
    特に食と旅行のエッセイが好き

    今回はおやつということで、カフェの話も多くて楽しかったです

    癒しの時間でした!

  • おやつについてはあまり書かれていない気がしますが。笑
    冒頭にあるカラーのおやつの写真は見るだけで楽しい気分になりました。

    話は変わりますが、歩いていると道をよく聞かれるのです、私。
    本を読んでいて、裏を返すとこういう事なんじゃないかと気づきました。

    ”ちょっとだけ長生きしてきたからわかるけど、言い返せなさそうな人を選んで放ったつもりのイヤミであってても、空気を介し、周囲の人にじんわり伝わっているのである。”(抜粋)

    私、赤の他人から舌打ちされたり、イヤミを言われたり、八つ当たりされたり、おそらく多いほうだと思うんです。
    宗教の勧誘やマルチのお誘いなんかも若い頃は多かった。(決してYesとは言いませんでしたが)

    それって、”言い返せなさそうな人”に見えるからなんだと思うんですよね。

    言われたほうとしては、言い返したいし、「私は何もしていない!」と叫びたいけど、そんな勇気はなく。
    ただ言われるがまま。
    周りの目とか気になるしさ、できないよ。
    ずいぶん悔しい思いをしてきました。
    このやるせない気持ちをどうしたらいいのか。

    解決できる方法がありました。

    「わたし、悪くなーい」(”好きな言葉”より抜粋)
    大声で叫びたいところだけど、そんな勇気はないので、口パクで心の中で叫ぶ!
    自分にだけでも事実を主張する。

    それだけで少しスッキリしました。
    言われっぱなしって、やっぱり悔しいよ。

  • ページ数が少なくて、あっという間に読み終わってしまった。この倍くらいもっと読みたかったです。工作や料理など興味が湧いて、実際に作る、行動する所が尊敬します。小さなことにも大きな幸せを感じられるミリさんは素敵です。

  • なんてこのない出来事を、極上の一日にしてしまう。ミリさんは生きる天才ではないだろうか。
    さらっと何も考えずに読めるので、ついミリさんの作品は買ってしまう。

  • 毎日自分を楽しませているところが大好きです。私もこうやって日々楽しみを見つけて生きていきたいと思わせてくれます。
    そして、色々と甘い物が食べたくなります。
    ピエロギは初めて知りました。食べてみたいです。おやつではないですが、作中にあった心臓音を録音できるミュージアムも気になっています。
    益田ミリさんの作品は、読後に温かい気持ちになれて、明日も楽しい1日にしよう!という気持ちになれるところが好きです。

  • 私はいろいろな女流作家さんのエッセイを読んでいるため
    頭の中がごちゃごちゃになっています。
    でも漫画なら区別できます。

    しかしこの本はエッセイでした。
    どうしようかなと最初を読んでみて、
    この本最後まで読んだほうがいいなと思いました。

    のこしたいのは二つ。

    〈主人公のネイディーンは、学校生活にまったく馴染めず、
    たったひとりの親友ともいろいろあってケンカ中。
    休み時間にしゃべる相手は先生だけ。
    変化を求めて行動しても空回りばかり。
    ネイディーン、きみのそのモヤモヤした日々は、
    きみの未来の強い土台になるのだよ。
    わたしにはネイディーンが輝いて見えた〉

    〈”実態がよくわからない”が、”全体が把握できた!”に変わると、
    人って強くなるようである〉

    あともう一つ、ミリさんが気に入って繰り返し読んでいるのが
    『この世にたやすい仕事はない』だそう。
    この間借りて読まずに返した本。
    読みたかったけど、新刊に追われて
    待っている人がたくさんいるので、後回しにしてしまいました。
    何とか読みたいと思いました。

  • このゆるさが大好き‼️
    基本、せっかち大雑把代表のわたしだけど、読む本は、ゆるく内容があまりないもの(失礼かな)、深く考えなくてもいいもの、そして…後に残らないもの、が好き。
    そして、まさにこのエッセイが好き‼️
    (失礼かな…笑)

  • 何気ない日々で見つける細やかな幸せや楽しみ。
    おやつは最も手に取りやすい幸せの一つ。
    コロナ禍で行動が制限されてきた近年、小さな幸せで自分を満たすことが出来る力が試されてる。

    最近は値段が高騰していて、おやつは感覚的に我慢しがちだった。気を治めてハッピーエンド寄りの1日を過ごせるなら、必要な贅沢なのかもしれない。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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