- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344805316
感想・レビュー・書評
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はじめてレビューをするのでなにをかいていいやら。
あらすじ書いたら、紹介文がありました。危ない危ない…
他人の思考を触ることで読み取れてしまう遥は、孤独に生きていた。そんな遥に、牙威は、感情が読めないという嵐を運んできた。でもそれは私たちにとっては普通のこと。
それよりも更に過酷なのが牙威。彼は、人では持ちえぬ力を持ったために沙汰に孤独に追い込まれている。周囲の小言も心に入ってこない。日常も、怪事件の解決するという過酷なものだ。
そんな二人が、出会い、互いを助け合い、でも卑怯なまでに身を引いたり、心を通わす。そんな二人のお話です。
遥も臆病だけど、輪にかけて臆病なのは牙威。牙威は、最初から手に入らないものはいらないと放り出してしまう。だけど、遥はがんばった。周囲の言葉も大事だけど、更に大事なのは牙威。そういうのが節々に見えるんですよね。
そんな臆病な二人が手を取り合い、孤独を埋めていく。でも二人の世界ではなく、周囲も一生懸命見ようとする。一人は、怖いけど、二人なら大丈夫、と。
ほっとする本かな。
や~。BLじゃないですね。
一応BLなシーンはありますよ。でもP数から換算すると少ない方かもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
BLなのですが、どうして相手が男なのかとかそういう疑問を上手く現代オカルトファンタジーという世界で消しているので読みやすいと思います。<br>
主人公達はとても分かりやすい気遣いと子供っぽさを持つ人達ですし。周囲も彼らを応援してくれているので過去はともかく今が恵まれすぎ…のような気もしないでもないですが、戦いがグロい分、ほっとさせてくれました。<br>
しかし……結局龍神の玉になる云々はどうしたのでしょうか。 -
●感想
遙の能力は少女漫画なのですが<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592177541/makishome09-22">目隠しの国</a>と同じ感じかな、と思えば理解し易かったです。龍神や、妖魔、怨念といつも読んでるBLとはちょっと違う世界ですが、基本的に遙・牙威や周りの人々がとても優しい人達でお互いを思いやる気持ちが話を和らげている気がします。同じ<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search?search-type=ss&tag=makishome09-22&keyword=%E6%9C%88%E6%9D%91%E3%80%80%E5%A5%8E&index=books-jp">月村 奎</a>先生がイラストを手がけている<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4795233993/makishome09-22">この恋はあなたのために</a>のカップルと似てる気がしますが、コチラの方がHは激しい。<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search?search-type=ss&tag=makishome09-22&keyword=%E6%9C%88%E6%9D%91%E3%80%80%E5%A5%8E&index=books-jp">月村 奎</a>先生のイラストの力か・・・。この作品を読もうと思ったのは<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007VWQ8Q/makishome09-22">小説リンクス 04月号</a>の特集記事の短編が面白かったからなのです。なんだか万里が別人になってますが・・・。
●あらすじ
「アンタ俺と契約しないか?」月夜の晩、桜が咲き誇る庭で、沢渡遙は端整な顔立ちの少年・牙威と出会う。わずかな時間の中で遙を気に入ったという牙威は、謎の言葉と甘美なキスを残して姿を消した。それから数日後、バイト先で起こった怪事件に巻き込まれ危機に陥った遙は牙威に救われる。彼は神に力を持つ「龍神」だったのだ。だが力を使うには、力の源を与えるものと契約を交わす必要があるという。牙威に命を救われた遙は、牙威と契約を交わすことを決めるが・・・。