全寮制櫻林館学院~ロマネスク (幻冬舎ルチル文庫 ゆ 1-5)

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  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344809192

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  •  慕い続けた兄・羽倉穂高を追って、櫻林館学院に入学した桜井千聖。
     3年ぶりに再会した穂高は、学院の特権階級であるソルトラムのメンバーへとなっていた。
     挙句、千聖は「弟じゃない」と穂高からすげなく突き放される。
     ルームメイトからはいじめに遭い、学院にもなじめずにいたが、大好きな兄の少しでも傍にいたいと思い、寂しさに耐え続けていた。
     ところが、今年も伝統行事「子羊狩り」が始まる。
     反対するソルトラムメンバー・春実の呼びかけも虚しく、今年の子羊に選ばれたのは、千聖。
     それでも穂高は、子羊狩りを始めてしまうが……

     という内容でした。
     これを読んで、前作で香月が「止める」と言っていたことに怒ったのですが、なんとなくそれでも「止められなかった」んだなー……と思ってちょっと納得したんですが。
     それでも、封書を出すのと出さないのとではわけが違うような気はします。

     とりあえずシリーズ最後の話、ということで今までのメンバーの名前が少しずつ出てきて、とてもその後が気になる展開ではありました。
     前作で、蓮に振られてしまった真琴のその後が出てきたのが、一番衝撃的で、この二人の今後が書かれていない上に、これでシリーズが終わってしまったのが、非常にもったいなく思ってしまいました。

     そういえば、肝心の穂高と千聖の話ですが。
     穂高には、どうしても言えない&千聖の想いに答えられないヒミツを知っていて、そのために千聖のことを拒んでいたんですが、本当は穂高も千聖のことを大切に思っていて……

     もちろん、最後はハッピーエンドです。
     いくらでも続きの物語はできると思うので、これで終わり、じゃなくてもう少しいろいろ読みたいなー……と思うと、残念です。

  • このシリーズの魅力は学年を越えて受け継がれていく秘密があること。なんかいかにも全寮制っぽいとことか、シリーズ最初の一番上の学年をシリーズ最後の一番下の学年の子たちは知らないとことかがなんだか、文化系なわたしの心にきゅんと来る。

  • ★3.5
    読了日:? 出版日:01/2007
    【impression】シリーズ?

  • お兄ちゃんにゾッコンな弟。
    可愛いんですが、ちょっと突っ走ってる感が目に余ってしまったので
    ★3つ。
    あまりにも受け受けしかったのも、好かなかった理由かなぁ。
    近親相姦はあまり好かないですね…

    でも、相変わらず寮モノは素晴らしい!ですね^^
    寮という要素が私をものすっごく掻き立てます!

    最後の番外編がすっごく好きです><

  • これを読むと『ゴシック』と『ルネサンス』のお話にどきどきします。集約したような、更に始まりのような。特に『ルネサンス』での彼がこんな風になるなんて・・・!そこが楽しく(?)読めました。
    ただ、冒頭のおじいさまの振りがあるべきだったのか疑問です。

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