- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344809635
感想・レビュー・書評
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目茶苦茶な出会い方をした幸生と貴朗。自分勝手(?)な貴朗を許しているように見える幸生が不思議で仕方がなかった。どんどんお互いに甘えられるようになってくる2人は、見ていて楽しかった。段々、かわいく見えてきたし。自分のことをさらけ出すことが出来るようになったのは、とても大きなことだったと思うので、今後もそんな相手と一緒にいて欲しい。
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秦野幸生は、道でぶつかった行きずり男・真芝貴朗に、八つ当たりで強姦され、あげく脅されて身体の関係を強いられ続けることに。
しかし秦野は、失恋し傷ついていた五歳年下のこの男を拒むことができない。
やがて身体を繋ぐだけだった関係が変わり始め…!?表題作ほか、商業誌未収録作品「SABOTAGE」「DISAGREEMENT」を同時収録した待望の完全文庫化。 -
電子版で購入。
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久々に本棚から引っ張り出して読んだ。
ただやられっぱなしじゃなくしなやかで強い秦野がやっぱり好きだなぁ。
どーでもいい話なんですが「秦野さん、茶、いれるのうまい」ってセリフがなんでか知らないけどすごく好き。 -
はるひ先生の書く恋愛は、なんでこうも切なくてきゅんきゅんするのか……攻めも受けも大好きです!!
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面白かったけどエロ多い。BL小説だからしょうがないとおもうけど
もうちょっとお話かいてほしかった。 -
崎谷センセの初読み作で、もの凄く衝撃を受けた思い出が。
そして、今読んでもまったく色褪せていないストーリーです。
ゲイの真芝に「ウサ晴らし」で無理矢理凌辱された30男の秦野。
何故ゲイでもないのに肉体関係を拒絶することなく続けるのか、その心情が明かされたときの切なさ悲しさは、何度読み返しても号泣。
そして、秦野に無理強いをし続けていた真芝の後悔も、そこから生じた二人の気持ちのすれ違いも、ほんとに胸にせまるものがありました。
真芝は悪人面で秦野に接しているけれど、根はいい奴で、ボタンの掛け違えみたいに二人の関係が修正できずにいることに内心動揺しているし、秦野は年齢に見合わず可愛かったりして真芝をそそるけど、実は年上の男としてちゃんとしっかりしていたりするその意外?性。そのあたり、主人公の魅力が充分すぎるほど伝わってきます。
二人が体のみの関係から、だんだん情が湧いてきて深く愛し合うまでの成り行きも説得力があってうるうるもの。
そしてなによりも、ベッドシーンのエロさ加減がすばらしい。これはもう崎谷センセにしかないエロティックさですね。真芝の言葉攻めとものすごく意地悪な攻めっぷりと、秦野の年上らしからぬ甘い乱れ方は何度読んでも悶絶します。今では珍しくもない年下攻めですが、でもこれを上回る萌えにはめったに出会えないし。崎谷センセの作品は中毒性ありますよ。
やまねあやのセンセのイラストは、絶品。微妙な時代性?のズレもそのままで他のイラストなんか想像できない…