美しい犬 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 56
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344811492

感想・レビュー・書評

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  • 企業ヤクザの二代目同士の話。

    自分の容姿に自信のある受け、チャラさ満載で世の中をなめて生きてる。
    攻めは二代目とはいえ実子ではないので真っ当。
    受けの容姿に魅かれて。

  • ▼あらすじ
    美しい男は、それだけで価値がある―己の美しさに自信を持つ、極道の二代目で実業家の紫朗は、新事業のドッグレース開催に取り組んでいた。
    そのビジネスパートナーは冴えない田舎ヤクザの勇馬。
    しかし彼の本性はフェロモン溢れる傲慢男で、自宅に連れ込まれた紫朗は手錠足枷で拘束され犯されてしまう。
    犬をこよなく愛する勇馬は、綺麗なアフガンハウンドのような紫朗に一目惚れし、飼いたいと言うのだ。
    だが、おとなしく躾けられるような紫朗ではなく…。

    ***

    受けが女々しくなくて女王様気質です。
    攻めもただ甘やかすんじゃなくて飴と鞭できちんと躾をしているのが良かったのですが、ただ一点、殴るのはどうなの…とは思いましたね。
    話自体は面白かったのですが…くっ付いた後も我が儘な受けを殴って意識を失わせるのはやり方としてちょっと…と思ってしまいました;^_^A
    でも、話は面白いのでオススメです!

  • ★3.0。負けん気強い女王犬と飼い主の躾直しプレイ。自信家で流され易い受に惚れた弱みで攻が苦労させられるのかと思いきや、最後まで攻が一枚上手でしっかり主導権を握っているという関係、面白かったけど受の扱いにモヤモヤが残りました。受の拘束のため殴って失神させたり、まして受を囮に使ったりとか。受の好きにさせながら調子に乗ったら犬扱いで躾直したり…受が脳天気な女王キャラなので軽いノリで済んでるものの、いくら愛があるとは言え攻のやり方になんかモヤモヤ〜。犬の躾プレイじゃなくてもう少し普通のやり取りも見たかったです。

  •  己の美しさに自身を持つ、極道の二代目で実業家の紫朗は、「美しい男は、それだけで価値がある」と自身の美しさにこだわりを持っていた。
     そんな紫朗が、新事業のドッグレース開催を、父親から任されている。
     そのビジネスパートナーとして選ばれたのが、田舎くさいさえないヤクザの勇馬。
     どういうわけだか、初対面から勇馬にあまりいい印象を抱かなかった紫朗は、顔合わせの会食が終わると、さっさと引き上げてしまう。その埋め合わせとして、勇馬の買い物に付き合うことになった紫朗だが、そこに現れたのは、フェロモン溢れるいい男――。
     線の細い自分とはまったく正反対の男の色香溢れる格好に、勇馬はプライドをひどく傷付けられる。
     そしてそのまま、自宅まで着いていくと、勇馬に腹を殴られ、手錠足枷で拘束されて犯されてしまう。
     犬をこよなく愛する勇馬は、街でキレイなアフガンハウンドのような紫朗を見かけ、一目惚れし、飼いたいというのだ。
     だが、おとなしく躾けられるような紫朗ではなく……。

     というような話でした。
     なんというか、割とリアル目線で、ドッグレースの説明が書いてあって、思わずそんな話が本当にあるのか?? と思ってしまうくらいしっかり書き込まれていたので、そこを通過するまでが結構しんどかったです。
     難しいこともいっぱい書いてあって。
     もちろん、作者さんはわかりやすく噛み砕いてくれていたんですが、ノリの軽いBLを読みたいというような気分の時に読むと、かなりしんどい思いをすることになるかもしれません。
     それを越えれば、しっかりしたベースの上に成り立つ小説なので、十分に楽しめる話でした。
     ノリの軽い紫朗が痛い目に遭うけれど、本来の「ヤクザの息子」である芯の強さを存分に生かして、新たな性格を開花させる、というのがまたよかったです。
     今度はそれに、勇馬が振り回されるけれど、紫朗に一矢報いようとして、結局、紫朗が勝ったのかな??
     その辺りが、最後の方にちょっとだけし書いてなかったので、そういうやるかやられるか、みたいなやり取りがある緊迫感のあるやりとりをもっとみてみたいなー……と思いました。

     そういう意味では、続きを読みたい気もしますが、この話自体はここで終わりでかまわないと思うので、微妙なところですね。

  • 小説

  • それなりに笑えるところはありましたが…。まとまりのない話でした。

  • 途中からどうも入り込みづらくなってしまったのが
    残念な話。

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著者プロフィール

6月9日生まれ、双子座。雑誌「小説イマージュ」(白夜書房)1996年5月号に「一枚の遺書」を発表して、新人賞と第12回月間イマージュクラブ賞に選出され作家デビュー。以後、女性向け小説を中心に様々なジャンルで活躍中。主な著作は『スワンドール奇譚』シリーズ(エンターブレイン)など。

「2015年 『恋愛事件捜査係 担当官は恋愛オンチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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