夏の雪 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.31
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本棚登録 : 54
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344827196

作品紹介・あらすじ

事故で弟が亡くなって以来、壊れていく家族のなかで居場所をなくした冬は、ある日衝動的に家を飛び出してしまう。行くあてのない冬を拾ったのは、偶然出会った喜雨という男だった。優しさに慣れていない冬は、喜雨の行動に戸惑うが、次第にありのままを受け入れてくれる喜雨に少しずつ心を開いていく。やがて、喜雨に何気なく触れられるたびに、嬉しさと切なさを感じはじめた冬は、生まれて初めて人を好きになる感情を知り-。

感想・レビュー・書評

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  • ▼あらすじ
    弟が死んで以来、心を閉ざしてしまった冬は、喜雨という男と出会い惹かれていくが、自分が幸せになることは弟への裏切りだと感じ…。

    ***

    表紙に引かれて購入しました。
    包容力のある攻めと健気受けが大好物なのでそれなりに楽しく読めはしたんですが、
    受けの年上に対する言葉遣いが悪くてちょっとだけ引っ掛かってしまった。
    いくら攻めがフレンドリーだからと言って『アンタ』はないでしょー!(笑)

    それに受けの両親が色んな意味で酷過ぎてもっとこう…最後に多少なりともスカッとなる展開はなかったのかと少しモヤモヤしてしまいました。
    受けも辛い体験をしているとは言えどこまでもネガティブ思考だし、この作品は癒しを求めて読むものではないですね。(読後感は悪くないのですが…)

    でも、受けが犬の鳴き真似をしたシーンは可愛過ぎて萌えましたし、長屋のレトロな雰囲気や受けの味方をしてくれる個性的な脇キャラの面々など読んでいて魅力的だと思えるシーンも沢山出て来るので不幸受けが苦手じゃないなら読んでみてまず損はないかと思います。

  • 泣けた。でも、喜雨と冬が恋人になるのは違和感というか…。喜雨はわかりやすくて、冬のことが好きなのは充分伝わってきたのだけど、仮にも家族がほしくて結婚してた人が、同性のしかも大分年下の高校生に肉欲を含んだ好意を抱くには葛藤が足りないように思った。猫にまで妬く心の狭い喜雨は好きだったけども…。正直、頭撫でたり、手を繋いでデレデレしてるくらいの穏やかな接触が読んでて好きだった。

  • 初読みの作家さんだったけど、割と正解だったかな。
    星四つよりの三つ

  • すごく良かった♪ なんか可哀相な受けでしたね。 でもそれが切なくてポロポロと喜雨に自分の思っている事を話す内容にもうウルウル!だし、何よりも優しい人たちに囲まれて喜雨が特に冬をいい方向に導いてくれてすごく良かったです。

  • 歳の差好きーっ!!
    包容力のある攻めで大満足vv
    元嫁や受の両親にはムカついたけれどね。

    これはスピンオフ期待してていいのかな??

  • 歳の差モノ

    傷ついた子と、優しい大人
    健気な子は大好物なのだけど、これまた素晴らしく良い子なのね
    助けてあげる周りの大人たちもとっても優しいし

    雑誌掲載時より、ボリュームアップしていて、読み応えあり

    ちょっとホロリなお話です

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著者プロフィール

葵居ゆゆ Yuyu Aoi
6月生まれ、かに座。『はちみつハニー』でデビュー。
今回はプレイ資料としていろんなお道具を調べたので、検索履歴が楽しい感じになりました。

「2022年 『僕は王様おまえは下僕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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