- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344827967
作品紹介・あらすじ
自分以外の人の「赤い糸」が見える佐原草がいつも気にしているのは、同級生の霧生明央。心臓に持病のある霧生の赤い糸は、誰よりも細く頼りなげで、どうしても心配でつい構ってしまう。しかし高校二年のある日、霧生は療養のため退学して引っ越すことに。二十歳の誕生日を一緒に祝おうと約束して離れたふたりは、二年後の春・大学で再会して-。
感想・レビュー・書評
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自分以外の「赤い糸」が見える草。誰にも理解してもらえない力を持ったことで辛いこともあったはずなのに、草はとにかく優しい。使い方によっては悪用できてしまう力だから良かったけれど、自分のことも少しは考えてほしい。と言いたくなってしまう。
霧生と「両想い」になった後も、自分のことはそっちのけで霧生のことばかり。霧生のため。と決断したことは、悲しかったけれどやっぱり優しいよなぁ。と思った。こんなにもお互いのことを大切にしている2人なのだから、ずっと一緒に幸せに暮らしてほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「俺たちのおまじないは、絶対になくならないよ」(帯より)
かわいいお話でした。
授業さぼって転校する霧生を見送りに行ったり、同級生たちの目の前で泣きながら抱き合っちゃったりして、いろいろ大丈夫だろうかと心配してしまうほど、序盤から両想いでした。それなのに、くっついたはずのあたりから擦れ違いというか、草の勘違いというか、相思相愛になるまでが長かった。ほんと長かった。
とってもファンタジーで乙女チックでイラストの泣き顔もかわいいのですが、草の勘違いが、そこまで卑下しなくても……というくらいとことん勘違いして終いには暴走してくれます。
そこまでしないと気付けないのか、と興ざめしてしまいましたが、こういうじれったさが好きなかたは楽しめると思います。 -
赤い糸が見えるだけでなく結んだり切ったりできる主人公と同級生の可愛らしいお話でした。
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★3・2
赤い糸が見えるなんて、なんてファンタジー!(笑)しかも、攻めと受けの赤い糸は、出会った時から結ばれてたとか、二人で一つの力を分け合って…とか!ステキファンタジーすぎるwすごいピュアで、なんか青春してるっていう感じで読んでてムズムズしてしまった~(笑)でも可愛らしいお話で良かったです。草の泣き顔イラストがめっちゃ可愛くてキュンときた~!////鈴倉温さんの絵とお話ピッタリでした。 -
すごく純粋で可愛らしい話で、心が洗われるようでした…w口絵が素敵でお気に入り。