騎士と誓いの花 (下) (バーズコミックス リンクスコレクション)
- 幻冬舎コミックス (2013年5月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344828292
感想・レビュー・書評
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ファンタジー、騎士、身代わりと好物が詰め込まれている。素晴らしい。
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六青みつみセンセ著「騎士と誓いの花」のコミカライズ完結です。
原作の雰囲気そのままに、リィトの健気さやグリファスの無骨ながらも誠実な愛情もあますところなく描かれていて、何度目かの涙を流してしまいました。
何度も言いますが、原作小説も読んでいました。雑誌で連載中も読んでいました。あらすじも結末もわかっています。
なのに、またじわじわと涙があふれてしまって…!
原作読んでいなくても、何の問題もなく充分な読み応えがあります。感動できるコミカライズです。
上巻もリィトの置かれた立場に胸が痛みましたが、今回さらにやりきれない気持ちになる場面があります。
グリファスもルスランも、それぞれのリィトへの愛があるのが伝わってくるし、リィトもその愛に応えようとしているからこそ、余計に辛いんですよね。
そして、あんなに頑張り屋で我慢強かったリィトがとても悲惨な目に遭って限界に達してしまい、助けを求めるシーンでは、かわいそうでかわいそうでたまらなくなってしまいました。
リィトを救うのは、ただ一つグリファスの愛だけなのです。果たしてグリファスは傷ついたリィトの心を蘇らせることができるのか…?
原作でも一番肝心だったこのシーンで、再び感極まりました。
サリアの花がいいんです!何度読んでもぐっとくる大好きな場面です。
カバー下に、六青センセのSSがあります。18歳になったリィトと17歳になったルスランの再会が描かれていて、二人の成長とグリファス×リィトは幸せなのね~とニヤつけます。 -
※ 原作未読
うぅ〜っ、リィトが笑顔になって良かったよー(;◇;)
この子は本当に本当に良い子で健気で、ルスランの身代わりを最期まで果たそうとする姿がとにかく涙を誘った。 またシャムさんの描くリィトが可愛くてねぇ…。 恥じらう姿も可愛らしかったけど、泣き顔と怯える姿は不憫で泣けた。
コミカライズならではの端折った場面も感じられたけど、グリファスとリィトのお互いを求め合う気持ちは、原作未読でも十分感じられたと思う。
朴念仁グリファスの変化とリィトの成長、幸せそうな2人が見られて個人的には大満足!