新婚オメガの戦国初恋絵巻 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 : 雨月夜道

• 幻冬舎コミックス (2018年12月19日発売)

感想・レビュー・書評

[じゃねこさんの感想 · 2021年2月7日]

アルファを「山吹」
オメガを「白銀」
フェロモンを「淫気」
感じにするとさらにエロチックに聞こえません？アタクシだけ？
お互いがお互いの初恋の君として、13年を思い続けたふたりの不器用な恋がピュアで焦れったいお話です
双子白銀の兄として産まれた葉月は「はずれ様」見目潤ましい弟の充は「あたり様」
差別され軽視されながらも武芸を磨き頑張ってきた葉月
生きるため心を閉ざし人の心を読み策略を企て国のために動く自分を卑する傑
思い愛いながらもすれ違う二人が焦れったくていい！
虐げられた記憶とどうせ自分は選ばれない、最後は充に惹かれたという過去からなかなか素直に傑の思いを受け入れないとか
傑は葉月が眩しくて汚したくなくて遠慮しちゃうとか
お互いに兄弟仲がよくてほのぼのだとか
ピュアキュンで悶ます！
13年前の撫子の花をお互いにずっと持っていたとか

「揃いだのー」とかぁぁ！

とにかく葉月が可愛いすぎー！

すずくらはる 先生のイラストが可愛いです！！

[lovenovelsさんの感想 · 2019年9月14日]

意地張りで素直になれない葉月。分かりやすいからか、傑がすぐ気づくからか、とにかくそんな葉月を見るのは微笑ましい。夫婦となった葉月と傑。最初は全くタイプが違うかな。と思ってたけど、否定され過ぎて自己肯定感の低いところや、自分が嫌いなところがそっくり。それだけだったら悲しいけれど、相手のことが大好きなところも。こんなにも自分のことを好きになってくれた人が近くにいるのだから、少しずつでも自分のことが好きになってくれるといいな。と思った。

著者プロフィール

4月14日生まれのAB型。広島人。第66回花丸新人賞選考にて『プライスレス・ライフ』が選外佳作入選。花丸文庫「恋愛小説は書けない」にてデビュー。

「2019年 『白狼さまの恋ぐすり』 で使われていた紹介文から引用しています。」