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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344846883
作品紹介・あらすじ
他者を拒みながら生きるロシェルが受け入れるのは、唯一キオだけ。キオにとってロシェルは主で、幼馴染であり、兄同然で――そして最愛の恋人だった。自分ひとりが特別に愛されるのは幸福で、同時にとてつもなく寂しいことだと思うキオ。誰をも慈しみ誰からも慈しまれる良い人生を大切なロシェルに渡すため、彼への恋心を手放すと決めるが……?
感想・レビュー・書評
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真面目で他の人のために頑張りたいと思っているキオと、人嫌いのロシェル。主従関係で、幼馴染で、恋人同士で…。と色々と名前のつく関係を築いている2人。キオを大切にしたいのに素直になりきれないロシェルの不器用さも、ロシェルのことばかり考えて自分のことは後まわしのキオも、お互いのことを第一に考えているのは間違いないことが伝わってきて嬉しくなった。ゆったりとしたペースで話は進むけれど、キオの穏やかさからは考えられないような過去に驚かされる。少しずつ、周りのことも受け入れるようになったロシェル。キオと2人で、今まで以上に幸せに暮らしてほしい。
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中庭先生らしい落ち着いた空気感が漂うお話でした。
物語の半分くらいまではほとんど展開がなくじれじれしてしまいましたがその後色々と明るみになりとても面白かったです。
挿絵の先生は初めて見た方だったけれど雰囲気には合っている絵柄だと思いました。でもイアンが熊と表現された後にはツッコミを入れたくなってしまいました。
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