作品紹介・あらすじ
馬に乗れない者は一人前の男として扱われない草原の民でありながら、幼いころの出来事が原因で馬に乗ることができないハワル。
そんなハワルをなにかと気にかけてくれる、亡き兄の恋人だった男・オーリにハワルは淡い想いを抱いていた。
ある日、宿営地が敵襲に遭いハワルは捕らわれの身になってしまう。そして、そこで見たものは、敵と通じているオーリの姿だった――。
オーリの裏切りに衝撃を受けるハワルだったが、どこかでオーリを信じたいと願っていて……。
感想・レビュー・書評
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頑張り屋なハワルの姿、草原の民の未来を見据え行動するオーリ、オーリの届かない想いとハワルの切ない恋心とが絶妙に織り混ぜられた両片思いストーリー。ハワルの一生懸命さがとっても良かったです。
殻に閉じ籠ってしまったハワルに、恋を秘めながら接するオーリを、ハワルは自分に兄を見ていると勘違いしたりするスレ違いは美味しいですね。
両片思いの王道的でありながら、お互い自立し成すべき事をするためにそれぞれの所に向かう姿が善きです。
あとがきにスピンオフとの御言葉がありましたが、特に違和感なく読めましたので、単独でも全く問題ないかと。
サマミヤアカザ 先生のハワルが凄く可愛いです!
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著者プロフィール
夢乃咲実 Sakumi Yumeno
4月22日生まれ、おうし座のAB型。
かなり癖が強いと言われるチベットの本物のバター茶は飲んだことがないのですが、
ほうじ茶を使うレシピはなかなかです。ぜひお試しを♪
「2019年 『花は獅子に護られる』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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